体重管理は膝の受傷リスクに大きく影響する

体重管理は膝の受傷リスクに大きく影響する

体重管理は膝の受傷リスクに大きく影響する

半月板 体重,体重 膝,半月板受傷 リスク

歩くときの膝の衝撃を考えたことはありますか?
通常歩行時、膝の衝撃は体重の3倍ほどと言われております。

 

更に、階段の昇降時やランニングしているときは体重の7倍ともいわれます。
60kgの人で考えると、歩くだけで180kg、走っているときには420kgという計算になってしまいます。

 

単純にこれだけのものを持ち上げるのは不可能ですよね?それだけ大きな負荷が膝にはかかっています。


スポンサーリンク




衝撃を吸収してくれているのが半月板と筋肉

こんな衝撃をまともに受けてしまっては体がもちません。
その衝撃を吸収してくれているのが半月板と筋肉です。特に半月板は衝撃を多く吸収してくれいて、半月板を取り除いてしまうと膝への負担が半月板のある時と比べて20%程増えてしまいます。

 

更に、大腿骨と脛骨(太ももの骨とすねの骨)の接触面積が3分の1くらいにまで減ってしまうため、接触している部分の負担も増加してしまいます。

 

ここまでの説明でもわかると思いますが、半月板は歩くとか、移動するという動作をする上で非常に重要な役目を果たしています。

 

そして、半月板ほどではないにしても、筋肉でもある程度の衝撃を吸収しています。筋肉で吸収してくれるために、膝への負担も軽減されているわけです。
膝を手術した後に筋肉をつけてくださいと言われるのは、膝周りの筋肉で衝撃を吸収させるようにしてくださいと言われているのです。

 

半月板の耐久力はそこまで高いわけではない

半月板は縦の力には体重の10倍ほどの耐久力があると言われています。
10倍です。高いと思いますか?

 

確かに、一人の動きでしたらこれを超えるような衝撃はほとんどないかもしれません。ましてや、筋肉でも衝撃を和らげてくれているわけですから縦の動きで壊れることはないと思います。

 

しかし、人は1人で生活しているわけではありませんよね?不意にとか、スポーツをしている時、確実にそれ以上の負担がかかっているはずです。
走るだけで7倍にも跳ね上がるのですから、半月板を壊すくらいの衝撃は結構もらうときがあるのではないでしょうか?

 

ねじれの力にはもはや弱い

縦の力には10倍程度耐えられる半月板ですが、ねじれの力には極端に弱いです。
もともと、膝は回転するように設計されていませんので、それに対応する進化はしていないのでしょうね。

 

体重の3倍ほどのねじれを加えれば簡単に壊れてしまいます。
半月板を受傷するほとんどの人がこのねじれの力による受傷です。




体重が増えれば膝の負担も増大する

指標を体重で考えていますが、同じ身長でも体重は違います。骨格が大きければそれに対応した半月板が形成されているはずですが、脂肪が多い場合は違います。
骨格は小さいのに体重が多いと、小さい骨組みに重いものを乗せている状態と同じような感じになってしまい、強い衝撃に耐えられなくなってしまいます。
これが筋肉でしたらカバーもできるところですが、脂肪がついていた場合、膝の衝撃がどんどん大きくなってしまいます。

 

標準体重を参考に、増え過ぎないように心がけることも膝をケアする大事な要素になってくるのです。
ちなみに、広く知られている標準体重というものがあります。簡単なもので言えば、

男性の場合(身長の高い女性の場合)

標準体重=身長-110

 

女性の場合

標準体重=105

 

これで計算できます。私の場合、188pなので標準体重は78kgとなるわけですね。(オーバーしてる)

 

ただし、この標準体重は体脂肪や筋肉量などは考慮されていない指標なので、参考程度にしてください。
標準体重からみて、プラス何キロあり、普段受けている衝撃度合いを考えると、どれだけ膝を酷使しているか少しわかりますね。

 

人によっては、減量が必要になるかもしれません。(私もですかね?)
10kg程多くなってしまえば歩行時で30kg、ランニング時で70kgの衝撃が多くなってしまう計算になってしまいます。

 

体重の管理は大事

体重が膝の負担に大きく影響を与える事は理解していただけたでしょうか?
今はケガをしていない人はもちろんですが、受傷して復帰を目指している人にも参考になれば嬉しいです。

 

膝のケガは普段の生活でも受傷するリスクを減らすことができます。
体重の管理もその一つですね。怪我をしてしまっては後に残るのは今後の不安と後悔しかありません。
受傷しないことが一番ですので、減らせるリスクは減らすようにしましょう。
バルクアップHMBプロ
HMB含有量業界NO.1!国産HMB使用のバルクアップはこちら!筋トレ、ダイエットに大きな効果があります!

 

乗るだけで簡単エクササイズが可能なのはこちらです!
欧風デザインのエクササイズマシン「4Dトルネードスリム」


頑張れって思ってくれた方はボタンをお願いします(^^)/
  このエントリーをはてなブックマークに追加  


RSSリーダーで購読する

おすすめ記事

半月板 体重,体重 膝,半月板受傷 リスク

膝によく効く3つの成分を配合したサプリメント

膝に有用な栄養はなかなか取ることができません。そこで足りない栄養を補うのがサプリメントです。膝に有用な3つの成分を配合したサプリメントがありました。


data-ad-format="fluid"
data-ad-layout-key="-gn+s-2u-b5+uv"
data-ad-client="ca-pub-6910580844295721"
data-ad-slot="1138307881">


アンクルウエイトがリハビリに非常に良い2つの理由

アンクルウエイトは前十字靭帯や半月板の損傷をした時のリハビリに非常に役に立ちます。その大きな理由を2つ書かせていただきました。

モバイルルータが意外にも入院中に役に立つ
テザリングが行える場合でもパソコンにつなぐとすぐにデータ容量を超えてしまいます。モバイルルータを持っていればそんな恐怖からは解放されます。

氷嚢を手術の際に必ず購入しておきたい理由
膝の手術をするとき、何が何でも必ず事前に購入しておきたい物は氷嚢(アイスバッグ)です。その理由をわかりやすく説明します。

半月板 体重,体重 膝,半月板受傷 リスク

スポーツ復帰にはサポーターが必需品になる理由

前十字靭帯や半月板の手術をして、適切なリハビリを行ったら元通りの強度になるの?答えはNOです。元よりも強度は落ちてしまうため、サポーターの装着は必須になってしまいます。



にほんブログ村始めました!よろしくお願いします!
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ障害・外傷へ
にほんブログ村

メールフォーム

S-esuのプロフィールはこちら!
S-esuのプロフィール


応援メッセージとか、感想とか聞かせてもらえればうれしいです!お待ちしています。


関連ページ

前十字靭帯の働きと重要性とは?損傷するとどうなる?
スポーツ選手の長期離脱の原因でよく聞く前十字靭帯ですが、実際どんな働きをしていてその重要性はよくわからない方も多いと思います。そして損傷するとどうなるか、解説していきます。
半月板の働きと重要性とは?損傷するとどうなる?
半月板は膝の運動時に安定させる役割とクッションの役割を担っています。その半月板が損傷してしまった場合、どのような症状が現れるのでしょうか。詳しく体験談も交え解説していきます。
前十字靭帯損傷時の2つの治療方法
前十字靭帯が損傷してしまった場合の治療方法は2つに1つです。その2つを紹介させていただきます。 どちらもつらいリハビリがついてきますが、過程と回復に違いがあります。
入院するときに必要なもの21選!
入院のときに必要になるものって初めて入院するときは悩みますよね。必要な物21項目をまとめてみました。悩んだときは参考にしていただければと思います。
前十字靭帯を手術する前にリハビリをしなければいけない理由とは
どうせ手術したらまた最初からリハビリをやり直さなければいけないのになんで手術前にリハビリが必要なのでしょうか。私も最初はそう思っていましたが、リハビリの大事さがよくわかりました。
前十字靭帯再建術後の痛みの強さとリハビリ内容
前十字靭帯再建術直後の痛みの強さは相当なものです。私なりに書いてみました。前十字靭帯手術直後のリハビリも痛みに耐えながらやらなければいけません。内容を書いていきます。
包帯の3つの重要な意味と膝の包帯の巻き方を写真付きで解説
包帯の巻く意味をご存知でしょうか。詳しくみてみると、3つの重要な意味があります。さらに巻き方にもちょっとしたコツがあります。画像付きで解説していますので、参考にしてください。
前十字靭帯・半月板手術の費用
前十字靭帯と半月板の手術にかかる費用を説明しています。限度額適用認定を申請していないと3割負担でも結構な金額を請求されてしまいます。その金額も実体験を含めて載せています。
前十字靭帯再建術から復帰までの期間
前十字靭帯再建術を行ったとき、復帰までの期間はどれくらいかかるのでしょうか。リハビリ内容とその時期など、大まかなスケジュールをお答えします。
半月板の手術からリハビリと復帰までの期間
半月板の手術を行ったとき、復帰までの期間はどれくらいなのでしょうか。それは手術の内容、半月板を残すか除去するかで期間が変わってきます。それぞれ、説明させていただきます。
半月板や前十字靭帯を損傷したときの筋力低下
半月板は前十字靭帯を損傷したとき、筋力は15%〜50%も低下します。このまま復帰しても待っているのは再受傷の恐怖です。具体的な体験も含め、筋力計測についてお話します。
前十字靭帯再建術後の生活における服装の注意点
前十字靭帯再建術後の生活には危険がたくさんあります。その危険を少しでも回避するために装具の装着は必須ですが、装着すると服装にもかなり制限が出てきてしまいます。
前十字靭帯再建術後の抜釘(ばってい)は必要なのか?
前十字靭帯再建術後はひざ下にボルトが埋め込まれています。このボルトを抜くことを抜釘(ばってい)と言いますが、抜釘の手術は必要なのでしょうか?また、抜釘するときの費用はどれくらいなのかを書いてみました。
リハビリが痛くてもやらなければいけない理由とは?
つらいリハビリは痛くても続けなければいけません。なぜでしょうか?痛いことをなんでわざわざしなければいけないのでしょうか?また悪くなってしまうかもしれません。そんな疑問にお答えします。
手術後と入院中にタバコは吸えるのか?
手術後や入院中でも喫煙者はタバコが吸いたくなります。入院の手引きには喫煙については曖昧な書き方をされています。実際に入院した身として、そんな疑問に答えたいと思います。
リハビリのモチベーションを保つたった3つの方法
手術後のリハビリは長い時間がかかります。長い期間、モチベーションを保ち続けるのは難しいですが、ここで紹介することをやってもらえればモチベーションを保ち続けることができるでしょう。
【半月板損傷】保存療法が行える4つの条件
半月板を損傷したとき、手術療法と保存療法をどちらにするか選択しなければいけません。できたら手術をしたくない人が多いかもしれませんが、保存療法をするにはいくつかの条件があります。
膝のケガを予防する方法をケガをした人が話してみる
膝のケガはケガをしていない人から見ればなんてことないかもしれませんが、実際経験すると絶望感でいっぱいです。できる事ならそんな経験はしたくありません。ここに膝のケガを予防できることを書いていきます。
前十字靭帯術後、退院してからの外出の不安と危険
無事に前十字靭帯の手術を終え退院していよいよ私生活を始めるにあたり、誰もが感じる不安があります。それは「歩くこと」です。歩くことの不安感と、注意すべき事を書いてみました。
半月板除去手術をした時の症状を解説します。
できる事なら選びたくない半月板除去手術ですが、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか。余儀なくされてしまった場合の対処法も載せております。スポーツ復帰もできますが、リスクがあります。
退院後の痛みのケアは非常に重要です
入院中よりも退院後の方が痛みのケアが重要になります。安全なところでほぼ寝たきりの病院と、どうしても生活のために動かなければいけない退院後では膝の負担が段違いに増えてしまうからです。ケアを怠らないようにしましょう
入院するときはクレジットカードを持っておいた方がいい理由
前十字靭帯や半月板を手術して、退院するときに結構大きな金額を請求されます。入院するときから大金を所持するのは盗難リスクがあるためお勧めできません。クレジットカードがあれば大金を持っていなくても支払いをすますことができます。
傷跡を目立たなくする3つの方法
手術をした時、傷跡はどうしても残ってしまいます。その傷跡の濃さは人によってそれぞれですが、傷跡を目立たなくする方法はいくつかあります。その中で3つの方法をこちらに書いてみました。
O脚による受傷リスクとO脚の原因、その改善方法とは?
O脚は様々な体のトラブルを引き起こす原因となりますが、その中でも膝のトラブルに関して重点的に書いております。改善方法、O脚になる原因は何なのか。そんな疑問にお答えします。
辛いけど手術をした方が良い理由
前十字靭帯や半月板を受傷したとき、手術にするか、保存療法にするか、非常に悩みます。それは多くの時間を費やすことになるからですが、それでも私は手術を推奨します。体験談と共にmお話しします。
膝に受傷したときに役立つアイテム紹介
前十字靭帯や半月板にケガを負ってしまった時に役立つリハビリアイテムや役に立つものをを紹介させていただきます。手術後は動くのもつらいので出来たら手術前に揃えておきたい物です。

ツイッター始めました!


ホーム RSS購読 サイトマップ