右膝前十字靭帯、または半月板損傷の疑い

右膝前十字靭帯、または半月板損傷の疑い

右膝前十字靭帯、または半月板損傷の疑い

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痛みと不安でなかなか寝付けない間に次の日の起きる時間になってしまっていました。
もう動かなくてはいけない時間になっていたのですが、無理です。とても出社できる状態ではありません。

 

まず、歩けないのですからね。朝に病院に行く決意をしました。会社に電話して休む旨を伝えました。
その後、近くで評判のいい整形外科があったのでそこに行くことにしたのです。

 

が、行くことにしたのはいいのですが、いけるのか?

 

歩くことはもちろん、立ち上がるのもつらいです。少し地面に右足がつくと膝に激痛が走ります。

 

それでも病院に行かなくては何も始まらないので気合で電車と徒歩で行くことにしました。
(どうしても動けないなら救急車とかタクシーとか手はあったはずだったのですが、その時はなぜか選択肢には『気合で行く』しかなかったです)

 

病院への長い道のり

私が住んでいるところの2階でして、最初の難関は家のドアからすぐの階段でした。いつもより段数が多く、急に見えます。
手すりを使いながらケンケンで降りたのですが、その衝撃で膝が痛むし、降り終わったころには早くも左足がきつかったですし、息も上がってました。。

 

前途多難すぎますよね(笑)

 

思いっきり足を引きずりながら歩いていると、周りの人がものすごい心配そうな顔でこちらを見てきます。恥ずかしいですが仕方ありません。

 

歩いて5分くらいの駅まで行くのに30分かかりました(笑)6月でしたがもう汗だくです。

 

電車で一駅乗っている間に少し休憩し、また歩き出します。

 

やっぱりじろじろ見られるので恥ずかしくて仕方ありません。

 

駅前のクリニックに何とかたどり着いて診察を受けることができました。
最初の先生の一言が印象的でした。
「さっきそこ(駅前)歩いていたでしょ?ものすごい足引きずってて辛そうだなぁ〜と思ったよ。君だった!来てくれてよかった!」

最初に助けてよ先生・・・

 

病院での診察

患部の右ひざを見たとき、「これはひどいね。よくここまでこれたね。大丈夫!腫れと痛みはすぐとれるから!」と力強い言葉をもらった時は安心しましたが、出てきたのはでっかい注射です。

 

説明を聞いたところ、処置としては、注射(通常より太い)でまず膝にたまった液を抜いて、そのあとに任意で薬を入れる。ということでした。
任意ってのはその言葉通りで、炎症が消えて楽になるけど、かなり太い注射なので刺すときは痛いのでどうしましょうということです。

 

今までの時間の苦しみを考えるとどう考えても打ってもらったほうがいいので注射をお願いしました。

 

かなり痛いぶっとい注射

かなり膝に液体が溜まっていたらしく、結構大きい空の注射が2本いっぱいになりました。その色は真っ赤です。
そのあとに謎の液体(薬です)を入れられました。先生の言葉通り、部位も関係していると思いますが、かなり痛かったです。

膝にたまった液について

これは関節液といって、関節をスムーズに動かす潤滑油のような働きをしますが、膝の組織に炎症が起こると過剰に分泌され、「膝に水がたまる」状態となります。
通常、色は半透明でドロッとしているのですが、出血がある場合赤く染まり、水気が強くなります。

 

ロッキング解除

そのあと、ロッキングした膝を元に戻す施術があるのですが、びっくりしました。
「じゃあ、力抜いてねーー」と言われて、次の瞬間、
痛めた足をかかとから持ち上げ、膝に手を添えて「えいっ!」とまっすぐに伸ばしたのです。
痛みは全くありませんでしたが、「ゴリ」という嫌な音がして、ロッキングが解除されたのです。

 

先生は手慣れた様子でやっていたので何度もやっているのでしょうが、初めてやってもらった自分としては驚愕でしたね。「ちょ、何やってんの!」って心から思いました。

 

そのあとの説明で、
注射で抜き取った液は、通常だと半透明の液だそうでで、これが赤く染まっているということはどこかが損傷して出血している証拠。
前十字靭帯、または半月板が損傷している可能性が極めて高いそうです。

 

それだけでもショックでした。が、詳細はMRIを撮ってみないとわからないそうで、さらにクリニックにはMRIはおいていないので、後日違うMRIの設備があるクリニックで撮って再度診断してもらうことになりました。

 

足のほうはというと、本当に先生の言葉通りで、診察が終わるころには多少引きずるものの、歩けるようになりました。

 

歩ける素晴らしさを感じました。つい数十分前までは足をつくのもつらかったの今は歩けるのです。
この時ほど、ドクターってすごいんだな!って思ったことはありませんね。


MRI検査

それから数日後にMRIを撮りました。場所は通っている病院から少し離れた、電車で5つくらい行ったところです。
このころにはもうほぼ普通に歩けるようにはなっていました。
「これはもしかしたら切れていないんじゃ?」とか淡い期待を抱いていましたが・・・まぁ、それはないでしょう。

 

撮影はすぐ終わるかのと思っていたんですが、結構時間かかるんですね。『ゴーーー』って大きな音のする中、40分くらいじっとしていました。(ちょっとすると音にも慣れてほぼ寝ていましたが)

 

MRIをとったところで、そこのクリニックの先生にも診てもらうのですが、
「主治医じゃないから、アドバイス的な感覚で聞いてほしいんだけど、前十字靭帯が切れてます。」

 

いや、切れてるっていってるじゃねーか!

 

みると、健全な前十字靭帯はMRIで見るとはっきりと靭帯のラインが見えるのですが、私のはもやもやしていました。

 

その時のMRI画像です
前十字靭帯 断裂,前十字靭帯 損傷,歩けない
見てもよくわかりませんが、膝のMRIです。
骨のつなぎ目の筋があるでしょう?それが前十字靭帯です。これが本当はくっきりと出てないとだめなのですが、この画像はぼんやりとしていますよね?靭帯が緩んでいて、機能していないそうです。
靭帯が損傷・断裂しているときにこういった写り方になるそうです。

 

もうショック続きで言葉も出ないですが、次の日、気が重たい中主治医のいるクリニックにそのMRI画像を見せに行きました・・・

 

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