前十字靭帯再建術後の生活における服装の注意点

前十字靭帯再建術後の生活における服装の注意点

前十字靭帯再建術後の服装

前十字靭帯の手術をするとかなりがっちりした装具を付けることになります。
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これですね。
装着したらこうなります。
装具
おそらくですが、どこの病院で手術しても同じものを購入することになるのではないでしょうか。
約9万円します・・・高いです。
必ず高額療養費の申請を出しましょう。

 

この装具、かなりがっちりしているだけあって機能はいいです。
しっかり膝を保護してもらっている感じが出ます。

 

しかし、問題があります。場所が場所なだけに着脱が非常にしづらいということです。


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病院に入院している時は基本的にハーフパンツで過ごしていると思います。
それに基本的にベッドの上が生活の全てになりますのでさほど困ることはないです。

 

しかし、退院してからの生活はかなり困ったことになります。
退院してからしばらくの間、病院の先生からは私生活で外に出るときは装具を装着るように指示があります。

 

外の生活は危険がたくさんありますからね。仕方ありません。
退院後(直後)の私生活には危険がたくさん潜んでいるに注意することが載っています。

 

少しでも再受傷の確率を抑えるため、まだ再建した腱が弱い間は装具の装着が必要です。

 

私生活での装具は本当に不便です。

 

装具が私生活に不便な理由

装具を装着する生活の不便さの理由を書いてみます。

 

少し歩くと痛くなる

装具は固い素材でできています。皮膚との接触面はクッションがありますが、少し距離を歩くと膝の腫れが強くなります。
クッションもそこまで弾力があるわけではないのでじわじわ痛くなってきます。

 

蒸れてかゆくなる

がっちり膝をサポートしてくれるのはありがたいのですが、非常に蒸れます。そしてかゆくなります。
耐えがたいです。

 

脱着がしづらい

上記のようになってしまい、装着し直そうにも服の下に装着していればすぐに外すことはできません。
トイレに行ったりして脱着しなければいけなくなります。

 

退院後に最適な服装

前述したように、装具を装着して外に出ると非常に不便です。
そんな中少しでも快適にできる服装を考えてみましょう。

 

すぐに脱着できる服装にすればいいのですね。
メリットとデメリットを書いておきます。参考になればいいですが・・・

 

伸縮性のあるゆったり目のジャージ

少しコンビニに行くときはこれでいいですね。
万が一、着脱したくなったら思いっきりジャージをまくれば何とか着脱可能です。

メリット

・ 服の下に装着できるので目立たない

 

デメリット

・ 思いっきりまくらなければいけないので少し恥ずかしい
・ まくるのに集中しなければいけないので座る必要があり不便
・ ジャージであまり遠出をしないので参考になりません・・・

 

タイトなズボン

一番私が勧めるのがタイトなズボンをはくことです。
きつめなのでズボンの下に履くことはもちろんできません。ズボンの上に装具を装着します。

メリット

・ すぐに着脱可能
・ 衣類の上なので蒸れることも少ない
・ 外から容易に見れるので周りが気を使ってくれる

 

デメリット

・ 衣類の上なので目立ってしまい恥ずかしい
・ 衣類の上に装具があるのでずれる。着脱の頻度が多い




ハーフパンツ、またはスカート

膝が思いっきり出ている系ですね。
これで過ごせれば一番良いですが、私は私生活でハーフパンツは履きませんのでこの選択肢はなかったです。

メリット

・ 病院で過ごすのと同じ感覚
・ 外から容易に見れるので周りが気を使ってくれる

 

デメリット

・ 冬は寒い
・ 装具が丸見えなので恥ずかしい

 

こんなところでしょうか。
生活が膝を治すことに集中しなければいけませんのでオシャレはしばらく我慢するのが無難です。

 

思いっきり周りに見えるように装着していれば気を使ってくれることも多いです。

 

ですので、恥ずかしがらずに全面に出してしまいましょう!
そして、あなたが治って同じように装具を付けている人を見かけたら気を使ってあげましょう。きっと「助かった」って思ってくれるはずです。

 

ちなみに、私は仕事の時はスーツでした。
最初の頃は頑張ってズボンの下に装具を装着していましたが、すぐに耐え切れなくなりスーツの上に装着するようになりました。
締め付けるのでもちろんスーツはすぐにクタクタになります。注意してください。

 

退院後に履く靴

退院後に履く靴は動きやすいものを履くようにしてください。
運動靴などですね。
バランスが悪くなってしまう靴やヒール、地面との接地面がつるつるなおしゃれな靴は避けてください。
危険すぎます。

 

滑りやすいサンダルもやめた方が無難です。

 

一度転んだら術後数週間の靭帯はすぐに損傷してしまいます。
損傷してしまったらまた手術です。そんなことになったら目も当てられません。

 

危険なことは極力避けてください。

 

仕事で革靴を履くときもあると思いますが、靴底がスニーカーのようになっていて滑りにくいものも売っているのでそれにしましょう。
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数か月たてば膝が安定して装具も必要なくなり、普通の靴やヒール、サンダルも履けるようになります。
その数か月の間だけは我慢して上記のような服装や靴を選択してください。

 


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