前十字靭帯損傷時の治療方法

前十字靭帯損傷時の2つの治療方法

前十字靭帯損傷時の治療方法は二つあります。


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前十字靭帯損傷したときの治療方法を紹介します。

 

治療方法は2種類あります。保存療法手術療法です。簡単に言ってしまえば、手術をするかしないか、ですね。

 

これは前十字靭帯受傷後の経過をみて判断しますが、完全なスポーツ復帰を希望するのでしたら手術を選択する人が多いです。

 

まずはそれぞれの治療法について解説します。

 

保存療法

手術をしないでリハビリを行います。

 

受傷後1か月ほどでほぼ普通に歩けるようになり、さらに太ももや尻の筋肉を強化することにより不安定感を少なくします。
たまに行う軽い運動程度でしたら復帰も可能ですが、膝崩れ(膝がガクッと抜けるような感じ)や不安定感が残ります。

 

メリット

 

・日常生活レベルまででしたら回復は早いです。

 

デメリット

 

・常に膝崩れや膝の不安感の恐怖

 

・全力で走ったりジャンプすると膝崩れが発症

 

・複数回膝崩れを起こすとさらに頻度が上昇

 

・常に膝をかばって行動してしまうため筋肉が著しく減少

 

デメリットの方が目立ちます。日常生活レベルまでの回復は見込めますがそれまでです。
本格的なスポーツ復帰はほぼ不可能と考えても差し支えありません。

 

前十字靭帯単独の損傷で高齢の場合やスポーツを全くしない人、
スポーツをする人でも軽く走ったりする位の人が保存療法を選択することが多いです。

 

また、前十字靭帯は関節内を通っている靭帯で自然治癒はほとんどしないため、動くときはサポーターの着用が必須となります。

 

 

手術療法

受傷後、リハビリを行い正座ができるくらいまで回復したら手術を行い、更に手術7〜8か月間のリハビリをし、本格的な動きを可能にします。

 

メリット

 

・受傷前とほぼ同じ動きを可能にする

 

・手術前にあった膝崩れや不安感の解消

 

デメリット

 

・リハビリの期間が長い

 

・手術後、割とシャレにならない位痛いし、しんどい

 

・手術により筋肉の著しい減少

 

・稼働制限
リハビリをしっかりこなさないと稼働制限により膝の曲がりが悪くなってしまいますが、ちゃんとこなしていれば稼働制限はありません。
受傷前とほぼ同じ位まで回復できるので本格的にスポーツ復帰ができます。

 

半月板損傷などを併発している場合。
若年層。激しい切り返しやジャンプをするスポーツをしている人は手術療法を選択する人が多いです。




スポーツ復帰を目指しているなら手術をお勧めします

 

私なんぞに言われてもしっくりこないかもしれませんが、スポーツをしていてまだやりたい人は手術をお勧めします。

 

 

時期的なこともあったため私は最初こそ保存療法でと思いリハビリをしていましたが、
半月板損傷を併発していたためかその後さらに悪化させてしまいました。

 

その時感じたことは、
「今のままでは到底スポーツ復帰はできない。」

 

でした。

 

私の中では不可能です。悪化させてからというもの、私は相次ぐ膝崩れと半月板損傷によるロッキングに苦しめられました。

 

受傷した人はわかるかもしれませんが、不安定感からくる恐怖で全力でのスポーツはできません。

 

このブログをを見ている方の中には受傷したばっかりで手術をするかどうか悩んでいる人もいるかと思います。
そんな方に贈る言葉としては・・・

 

本気で復帰したいのでしたらぜひ手術をしてください。

 

私の体験談ばかりで申し訳ないですが、私は手術しないで無理をして傷を悪化させてしまいました。
それが原因かは今となってはわかりませんでしたが、一回目の手術をして、その後また半月板を損傷してしまいました。

 

あの時真っ先に手術していれば、もしかしたら2回目の手術はなかったかもしれないと考えてしまうことがあります。
ですので、私はスポーツをしている人には手術をお勧めしています。

 

リハビリはつらく、周りは元気な人ばかりで歯がゆく感じますが悪化させてしまえばさらにそれが長くなってしまいますからね。

 

手術をして、早く全力でスポーツを楽しめるようになって、仲間とワイワイやっていたほうが絶対に良いですから。

 

 

・・・説教じみた展開になってしまいました。
すいません。

 

簡単にでしたが前十字靭帯の治療方法でした。

 


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