半月板の手術からリハビリと復帰までの期間

半月板の手術からリハビリと復帰までの期間

半月板の手術から復帰までの期間

半月板を損傷したけど手術をしないケースもあります。
損傷が半月板単体で、キャッチングやロッキングの症状がなく、かつ水が膝にたまらない場合です。

 

好条件が揃わないと手術をしないということはありません。

 

軽くキャッチングがあるだけの場合も整体などに通えば手術しないで済むこともあります。

 

 

しかし、その他の場合では生活に支障が出てしまいますし、半月板の働きと重要性とは?損傷するとどうなる?でも書いている通り、損傷した半月板は自然治癒はしませんので手術が必要になります。


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半月板の手術から復帰までの期間とリハビリ

では、半月板の手術から復帰までの期間はどれくらいなのでしょうか?

 

これは手術内容によって少し過程が変わります。

 

それは半月板の除去と縫合です。

 

半月板除去手術の場合

半月板除去手術をした場合、その手術名のとおり、半月板を取り除きます。膝のクッションがなくなってしまいますので、それ以降は激しい運動はかなり難しくなります。
無理をして運動をし続けると膝の軟骨が傷ついてしまい膝関節変形症などの症状が出てしまい、歩くことも困難になってしまいます。

 

ただ、普通に生活するだけでしたら問題はありません。

 

手術後の経過

手術後は非常に早く歩くことが可能になります。私が手術したときに同室だった方は半月板の除去手術でしたが、手術の次の日には歩いており、二日もたったら普通に歩いていました。

 

リハビリはしばらくの間は前十字靭帯再建術後の痛みの強さとリハビリ内容で書いた前十字靭帯の手術の時の内容と同じですが、2週間ほど経てばかなり本格的に筋力トレーニングを開始します。

 

2か月ほど経つとジョギング開始となり、2か月で本格練習参加、3か月〜4か月ほどで復帰が可能です。

 

ただ、前述のとおり半月板を取り除いているのであまり激しい運動をしていると軟骨に傷が入ってしまうリスクがあります。

 

つまり、回復は早いですが回復してからもリスクが残ってしまう手術となっていますが、半月板の損傷の具合がひどいと切除するしかなくなってしまいます。




半月板縫合・一部切除手術の場合

半月板を完全に除去してしまうと後々にリスクが残ってしまうため、できる限り半月板を残す縫合・一部切除の手術となります。
損傷した半月板
これくらいの損傷でも縫合と一部除去手術となります。

 

回復までは除去するよりも遅いですが、傷つけはしたものの半月板を残すのでスポーツへの完全復帰を期待できます。
血流があるところでしたら裂けてしまった半月板を縫合することでくっつけることもできます。

 

半月板縫合・一部除去手術の経過

術後、しばらくは痛みが強く歩くまでに除去の時よりも時間がかかりますが、それでも手術翌日には杖をついて何とか歩くことができます。

 

1週間ほどで何とか両足をついて歩くこともできます。

 

ジョギング開始は除去の時よりもだいぶ遅く、3か月ほど経過してからになります。

 

本格リハビリなどの開始が単純に除去するよりも2か月ほど遅く開始するので、スポーツ復帰もそれだけ遅れてしまい、5か月〜6か月後になります。

 

ですが復帰した時は半月板を損傷する前と同じパフォーマンスを持って復帰できます。

 

復帰するまでのリハビリや予期せぬ衝撃で半月板にかかっている糸が切れてしまうと半月板がくっつかず、再度損傷の恐れがあります。
無理は禁物でリハビリを行いましょう。

 

現在は極力半月板縫を勧められます

半月板を除去してしまうと軟骨を傷つけてしまう将来的な不安や激しい運動への復帰が難しくなってしまうため、
極力半月板を残す半月板縫合手術が推奨されています。

 

縫合すると安定するまでの間、強い痛みや不安感がありますが、前述のとおり激しい運動への復帰も望めますので、私も縫合をお勧めします。

 

しかし、完全に癒着が期待できない場合は除去を余儀なくされてしまいます。

 

半月板の手術は2回やりました

ちなみに私はリハビリとは全然関係ない場所で縁石に足を引っかけてしまったことが原因(だと思います。)で半月板がくっつかずに再損傷を起こし、2度手術をしています。

 

前十字靭帯と合わせほぼ2年間、本格的に運動ができなくなってしまいました。かなりテンション下がりますので、手術した膝は大事にしてあげてください。

 

そして、実は損傷している半月板の箇所はあまりよくない場所のようで、医者からはもう一度半月板を傷めるようなことがあったら除去するしかないと脅されています。
一度受傷してすぐに手術に踏み切っていたらそのようなこともなかったかもしれませんが・・・

 

そうならないためにも、早期の手術を私はお勧めします。

 

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