O脚による受傷リスクとO脚の原因、その改善方法とは?
前十字靭帯や半月板の損傷をを防ぐためにリスクを一つずつ削っていくことは重要なことです。
皆さんは、まっすぐに立った時、膝はくっつきますか?
私は全くくっつきません。
そうです。O脚です。
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O脚は膝の故障の大きな原因になる
O脚になっていると本来はまっすぐになっているはずの大腿骨と脛骨の骨の重心が湾曲してしまいます。
重心が湾曲してしまうと骨の内側同士が近くなってしまい、力が加わってしまいます。
衝撃を和らげるクッションの役目をはたしている半月板に過度な力が加わってしまい、損傷の危険が高まってしまいます。
それが進行してしまい、放置していると、半月板を介してある骨の軟骨も傷ついてしまい、ひざ痛が発生します。
変形性膝関節症ですね。
更に、重心が湾曲しているため、本来まっすぐに加わるはずの衝撃も曲がってしまい、膝に予期せぬ力が働き、靭帯にも損傷を与えてしまうのです。
このように、O脚は膝に関して多くのリスクを背負ってしまいます。
そして、膝だけにとどまらず、骨盤も歪んでしまい腰痛の原因にもなってしまいます。
できる事なら治したいですよね。私もそう思います。
O脚の原因はなんなのか?
体への悪影響が多いO脚ですが、そもそもなぜO脚になってしまうのでしょうか。
O脚の原因はいくつか挙げられます。
筋力不足
ほとんどの場合が太ももの筋力不足が原因です。
O脚になっている人のほとんどは骨が実際に歪んでいるわけでは無く、この筋力不足が起因してO脚になります。
細かく言うと、「内転筋(ないてんきん)」という箇所の筋力です。
内転筋とはなにかというと、骨盤と太ももの骨を繋ぐ筋肉群です。内転筋にもいろいろと種類がありますが、ここでは触れません。
太ももの内側と覚えておけば間違いないでしょう。
この内転筋の筋力が不足し、緩み、太ももの内側が前に来るようになってしまいます。
O脚の出来上がりですね。
出産
出産でO脚になってしまう方もいます。
骨盤が広がってO脚になってしまうのですね。
骨の形成上のO脚
上記に比べると数は少ないですが、骨の成長過程でO脚になるひともいます。
筋力不足によるO脚の改善方法
ほとんどのO脚の原因が内転筋の筋力不足ですから、改善する方法はありそうですね。
そうです、内転筋を強化すればいいのです。
簡単に言うなという話ですが・・・
普段の生活でも内転筋を意識すると効果があると言われています。
歩くときの姿勢
一番意識しやすいのが歩くときの姿勢です。
がに股になっていませんか?
普段履いている靴の裏を見てみてください。
外側やつま先だけがすり減ったりしていませんか?
もし、該当しているようでしたら、歩き方を改善すればO脚も改善してくるかもしれません。
正しい靴底の減り方は親指の付け根周辺とかかとの若干外側が左右足均等にすり減っている状態です。
かかとは外側過ぎるとがに股の傾向があります。かかとの中心から少し外側にずらした程度が正常のすり減り方です。
更に、背筋から顔までがまっすぐになっている状態で歩くのが正しい歩き方になります。
顔が前に出ていたりすると重心が前になりつま先が減ってくるようになります。
かかとから足をつけ、進行方向につま先が向くように歩いてください。
そして、地面を親指の付け根でしっかり蹴るようにすれば正しい歩き方ができます。
正しい歩き方をすると・・・
あら不思議!太ももの内側が少し力んでいるのがわかりますか?
これでもしっかり刺激を与える事ができます。
親指の付け根を使うと内転筋が鍛えられる
正しい歩き方をして太ももの内側に力が入るのがわかったと思いますが、力の入る瞬間を探してみてください。
蹴りだした時ですよね。
蹴りだした時、に意識しているのはどこでしょう?
親指の付け根です。
そうです。タイトルに書いているのでネタバレしていますが、親指の付け根を使い蹴りだした時に太ももの内側にも力が入るのです。
親指の付け根を意識しながらスクワットをすれば効率よく内転筋も刺激されます。
骨盤のゆがみはストレッチで解消しよう
出産などで骨盤が歪んでしまった場合、O脚や腰痛の原因になってしまいます。
歪んでしまったものは仕方ありませんので、これを矯正するようにしましょう。
骨盤のゆがみはストレッチで解消することが出来ます。
1. 仰向けに寝て、膝を立てます。
2. 膝同士が離れないように横に倒し、10秒程度キープします。
3. 反対側に倒し、10秒程度キープします。
4. 2と3と繰り返し10回ずつ行います。
以上です。他にもありますが、これが一番やりやすいかと思います。
更に、ストレッチではどうしようもないと感じましたら整骨院で骨盤矯正をしてもらうのも手です。
骨切術でO脚を改善する
骨の形成上でO脚になってしまっている場合、自力で改善するのは難しいです。
が、絶対に治せないわけではありません。
それは、手術です。
高位脛骨骨切り術という手術をすると、改善することができます。
文字通り、骨を切ることにより正常な状態にすることができます。
しかし、これには術後しばらくの間続く痛みと、長い期間のリハビリが必要になります。
外部サイトですが、わかりやすく解説してくれいている場所がありますので、リンクを貼っておきます。
出来れば手術は回避したいところです。
私のO脚もなかなか治らない
冒頭に書いておりますが、私もO脚です。
前十字靭帯と半月板の受傷も少なからずこのO脚が関係しているものと推測しています。
現在、絶賛改善取り組み中ですが、なかなかよくなりませんね。
長いことO脚と付き合ってきたつけでしょうか。
最近少しだけですが、膝と膝がくっついてきた気がします。まだ先は長いですけどね。
我慢強く、少しずつでも改善していきます。
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