前十字靭帯再建術から復帰までの期間

前十字靭帯再建術から復帰までの期間

前十字靭帯再建術から復帰までの期間

前十字靭帯再建術をした時、復帰できるのはどのくらい先なのでしょうか?

 

答え. 約8か月後です。

 

 

 

 

あ・・・このページが終わってしまう・・・

 

もう少し詳しく書きます。


スポンサーリンク




前十字靭帯再建術の退院直後の生活

無事に退院できたとは言え、膝の状態はというととても歩けたものではありません。
少し膝に力を入れれば膝に激痛が走ります。

 

更に、入院していた時は生活するのは特に困りませんでしたが、家に帰ってからの生活には危険がたくさんあります。
健康な時は何気なく行っていたことも前十字靭帯再建術の後にはとても危険な行為になりえるのです。

 

私生活について危険な事を書き出していきます。

 

・長く歩く行為

・階段

・少しの段差

・マンホール・排水溝

・砂利

 

簡単に上げてみる屋外の危険でこれだけ上がります。
いつも何気なく歩いていることが非常に危険なことになってきてしまいます。
更に屋内でも

 

・フローリング

・立ち座り

・浴室

 

と危険があります。自室です。
どんなふうに危険なのかは退院直後の私生活に詳しく載せています。

 

普段、何気なく過ごしている行為が危険になってしまいますので私生活には非常に緊張しながら過ごすことになります。

 

退位直後に行うリハビリ

このころのリハビリは入院生活の延長戦です。朝と夜に入院中にリハビリを行っていたことを引き続きやります。
リハビリの具体的な内容は

内容

膝の曲げ伸ばし

10分

足上げ

30回

横向きになっての足上げ(左右)

各30回

うつぶせになっての足上げ

30回

ハーフスクワット

30回

膝の冷やし

5分

 

上記のリハビリを2セット行います。

 

リハビリのために毎朝1時間程度早く起きるようにしてください。

 

早起きが大嫌いな私でしたが、内容をこなすことができました。




この時期は非常に靭帯は弱っています。

この時期の最重要課題は移植してきた靭帯の保護です。
移植してきた靭帯は最初は太い状態で移植されますが、その靭帯は時間の経過とともに細くなります。
靭帯に神経が通ってくると再度太くなり、正常な靭帯へとなっていくのです。

 

退院後〜3か月くらいはこの非常に弱い時期となりますので、とにかく無理は禁物で、大事に扱って下さい。

 

3か月後から走る練習が始まります。

3か月ほど経てば手術した前十字靭帯がかなり太くなり、衝撃にも耐えらるようになります。
その状態になったらいよいよ走る練習を開始します。

 

強くなった靭帯とはいえ、まだ衝撃や動きに慣れていませんので徐々に開始します。

 

最初はその場でのジョグからです。

一週間くらいかけて時間を長くしていき、走るための動きを膝にしみ込ませます。
手術して弱くなった足ですので走る感覚すらよくわからない状態になっています。一回一回を大切に感覚を取り戻しましょう。

 

直線のジョギング開始

1週間くらいで膝が慣れてきたら直線のみのジョギングを開始します。
短い距離です。曲がり角は歩いて対応します。

 

曲がりジョギング

更に1週間くらいで曲がり角もジョギングで通すようになり、距離も伸ばしていきます。

 

本格的フットワーク開始

手術から5か月ほど経過で本格的なフットワークが開始されます。
ハーキーや反復横跳びなど、かなりハードなトレーニングです。

 

このころが一番リハビリではつらい内容となります。
なんせケガしてないときでもやればかなりきついトレーニングですからね。

 

更にこのころから本格的筋力トレーニングもするようになります。

 

重りを付けた足上げやハーフスクワットを始めるのもこの時期になります。

 

地味ながら一番重要な時期となります。
気を抜かずひたすら続けるようにしましょう。




手術から6か月程度で個人練習が可能になります。

6か月ほど経てば筋力もだいぶ回復してくるので、本格的復帰に向けた個人練習ができるようになります。
私はバスケットボールですので、シュート練習やドリブルなどの練習をしていました。

 

※ この時期にできると勘違いして対人を行い再度前十字靭帯を痛めてしまう選手がたくさんいるようです。
絶対にこの時期での本格練習はしないようにしましょう。

 

8か月経過で対人が可能になります

順調に回復しているのでしたら8か月経過で本格的な運動が可能になります。
とはいえ、いきなり全力でプレイすると動きに対してなまった筋肉がついていかず痛めたりします。

 

徐々に慣らすようにプレイをするようにしてください。

 

※ 前十字靭帯を再損傷してしまう選手の確率は復帰直後が一番多いです。
最初のうちは無理なプレイは控えて徐々に体を慣らしていきましょう。

 

 

このように、前十字靭帯再建術後の復帰は大きな時間がかかります。
焦っても体が早く回復したりはしませんので、少しずつ負荷を強くして、万全を喫して復帰をするようにしましょう。

 


スポンサーサイト



頑張れって思ってくれた方はボタンをお願いします(^^)/
  このエントリーをはてなブックマークに追加  


RSSリーダーで購読する

おすすめ記事

前十字靭帯再建術 復帰,前十字靭帯再建術,前十字靭帯 手術 復帰

膝によく効く3つの成分を配合したサプリメント

膝に有用な栄養はなかなか取ることができません。そこで足りない栄養を補うのがサプリメントです。膝に有用な3つの成分を配合したサプリメントがありました。


data-ad-format="fluid"
data-ad-layout-key="-gn+s-2u-b5+uv"
data-ad-client="ca-pub-6910580844295721"
data-ad-slot="1138307881">


アンクルウエイトがリハビリに非常に良い2つの理由

アンクルウエイトは前十字靭帯や半月板の損傷をした時のリハビリに非常に役に立ちます。その大きな理由を2つ書かせていただきました。

モバイルルータが意外にも入院中に役に立つ
テザリングが行える場合でもパソコンにつなぐとすぐにデータ容量を超えてしまいます。モバイルルータを持っていればそんな恐怖からは解放されます。

氷嚢を手術の際に必ず購入しておきたい理由
膝の手術をするとき、何が何でも必ず事前に購入しておきたい物は氷嚢(アイスバッグ)です。その理由をわかりやすく説明します。

前十字靭帯再建術 復帰,前十字靭帯再建術,前十字靭帯 手術 復帰

スポーツ復帰にはサポーターが必需品になる理由

前十字靭帯や半月板の手術をして、適切なリハビリを行ったら元通りの強度になるの?答えはNOです。元よりも強度は落ちてしまうため、サポーターの装着は必須になってしまいます。



にほんブログ村始めました!よろしくお願いします!
にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ障害・外傷へ
にほんブログ村

メールフォーム

S-esuのプロフィールはこちら!
S-esuのプロフィール


応援メッセージとか、感想とか聞かせてもらえればうれしいです!お待ちしています。


関連ページ

前十字靭帯の働きと重要性とは?損傷するとどうなる?
スポーツ選手の長期離脱の原因でよく聞く前十字靭帯ですが、実際どんな働きをしていてその重要性はよくわからない方も多いと思います。そして損傷するとどうなるか、解説していきます。
半月板の働きと重要性とは?損傷するとどうなる?
半月板は膝の運動時に安定させる役割とクッションの役割を担っています。その半月板が損傷してしまった場合、どのような症状が現れるのでしょうか。詳しく体験談も交え解説していきます。
前十字靭帯損傷時の2つの治療方法
前十字靭帯が損傷してしまった場合の治療方法は2つに1つです。その2つを紹介させていただきます。 どちらもつらいリハビリがついてきますが、過程と回復に違いがあります。
入院するときに必要なもの21選!
入院のときに必要になるものって初めて入院するときは悩みますよね。必要な物21項目をまとめてみました。悩んだときは参考にしていただければと思います。
前十字靭帯を手術する前にリハビリをしなければいけない理由とは
どうせ手術したらまた最初からリハビリをやり直さなければいけないのになんで手術前にリハビリが必要なのでしょうか。私も最初はそう思っていましたが、リハビリの大事さがよくわかりました。
前十字靭帯再建術後の痛みの強さとリハビリ内容
前十字靭帯再建術直後の痛みの強さは相当なものです。私なりに書いてみました。前十字靭帯手術直後のリハビリも痛みに耐えながらやらなければいけません。内容を書いていきます。
包帯の3つの重要な意味と膝の包帯の巻き方を写真付きで解説
包帯の巻く意味をご存知でしょうか。詳しくみてみると、3つの重要な意味があります。さらに巻き方にもちょっとしたコツがあります。画像付きで解説していますので、参考にしてください。
前十字靭帯・半月板手術の費用
前十字靭帯と半月板の手術にかかる費用を説明しています。限度額適用認定を申請していないと3割負担でも結構な金額を請求されてしまいます。その金額も実体験を含めて載せています。
半月板の手術からリハビリと復帰までの期間
半月板の手術を行ったとき、復帰までの期間はどれくらいなのでしょうか。それは手術の内容、半月板を残すか除去するかで期間が変わってきます。それぞれ、説明させていただきます。
半月板や前十字靭帯を損傷したときの筋力低下
半月板は前十字靭帯を損傷したとき、筋力は15%〜50%も低下します。このまま復帰しても待っているのは再受傷の恐怖です。具体的な体験も含め、筋力計測についてお話します。
前十字靭帯再建術後の生活における服装の注意点
前十字靭帯再建術後の生活には危険がたくさんあります。その危険を少しでも回避するために装具の装着は必須ですが、装着すると服装にもかなり制限が出てきてしまいます。
前十字靭帯再建術後の抜釘(ばってい)は必要なのか?
前十字靭帯再建術後はひざ下にボルトが埋め込まれています。このボルトを抜くことを抜釘(ばってい)と言いますが、抜釘の手術は必要なのでしょうか?また、抜釘するときの費用はどれくらいなのかを書いてみました。
リハビリが痛くてもやらなければいけない理由とは?
つらいリハビリは痛くても続けなければいけません。なぜでしょうか?痛いことをなんでわざわざしなければいけないのでしょうか?また悪くなってしまうかもしれません。そんな疑問にお答えします。
手術後と入院中にタバコは吸えるのか?
手術後や入院中でも喫煙者はタバコが吸いたくなります。入院の手引きには喫煙については曖昧な書き方をされています。実際に入院した身として、そんな疑問に答えたいと思います。
リハビリのモチベーションを保つたった3つの方法
手術後のリハビリは長い時間がかかります。長い期間、モチベーションを保ち続けるのは難しいですが、ここで紹介することをやってもらえればモチベーションを保ち続けることができるでしょう。
【半月板損傷】保存療法が行える4つの条件
半月板を損傷したとき、手術療法と保存療法をどちらにするか選択しなければいけません。できたら手術をしたくない人が多いかもしれませんが、保存療法をするにはいくつかの条件があります。
膝のケガを予防する方法をケガをした人が話してみる
膝のケガはケガをしていない人から見ればなんてことないかもしれませんが、実際経験すると絶望感でいっぱいです。できる事ならそんな経験はしたくありません。ここに膝のケガを予防できることを書いていきます。
前十字靭帯術後、退院してからの外出の不安と危険
無事に前十字靭帯の手術を終え退院していよいよ私生活を始めるにあたり、誰もが感じる不安があります。それは「歩くこと」です。歩くことの不安感と、注意すべき事を書いてみました。
半月板除去手術をした時の症状を解説します。
できる事なら選びたくない半月板除去手術ですが、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか。余儀なくされてしまった場合の対処法も載せております。スポーツ復帰もできますが、リスクがあります。
退院後の痛みのケアは非常に重要です
入院中よりも退院後の方が痛みのケアが重要になります。安全なところでほぼ寝たきりの病院と、どうしても生活のために動かなければいけない退院後では膝の負担が段違いに増えてしまうからです。ケアを怠らないようにしましょう
体重管理は膝の受傷リスクに大きく影響する
体重は膝の負担に大きく影響します。体重が10kg重くなれば膝の負担は30kg〜70kg増える計算です。半月板が耐えられなくなり、受傷してしまうリスクが上がりますので、体重管理はしっかりするようにしましょう。
入院するときはクレジットカードを持っておいた方がいい理由
前十字靭帯や半月板を手術して、退院するときに結構大きな金額を請求されます。入院するときから大金を所持するのは盗難リスクがあるためお勧めできません。クレジットカードがあれば大金を持っていなくても支払いをすますことができます。
傷跡を目立たなくする3つの方法
手術をした時、傷跡はどうしても残ってしまいます。その傷跡の濃さは人によってそれぞれですが、傷跡を目立たなくする方法はいくつかあります。その中で3つの方法をこちらに書いてみました。
O脚による受傷リスクとO脚の原因、その改善方法とは?
O脚は様々な体のトラブルを引き起こす原因となりますが、その中でも膝のトラブルに関して重点的に書いております。改善方法、O脚になる原因は何なのか。そんな疑問にお答えします。
辛いけど手術をした方が良い理由
前十字靭帯や半月板を受傷したとき、手術にするか、保存療法にするか、非常に悩みます。それは多くの時間を費やすことになるからですが、それでも私は手術を推奨します。体験談と共にmお話しします。
膝に受傷したときに役立つアイテム紹介
前十字靭帯や半月板にケガを負ってしまった時に役立つリハビリアイテムや役に立つものをを紹介させていただきます。手術後は動くのもつらいので出来たら手術前に揃えておきたい物です。

ツイッター始めました!


ホーム RSS購読 サイトマップ