前十字靭帯手術後の不安
手術して退院ののち、人それぞれいろいろな生活があります。
その全員に共通して不安なのが、『立って歩かなければいけないこと。』ではないでしょうか。
通学するときも、通勤するときも、買い物に行くときも、みんな少なからず歩かなければいけません。
一般の人からは想像ができないほどの恐怖を感じます。
「本当に会社にたどり着けるのか?」
「この足で電車に乗っても大丈夫なのか?」
「車運転できるのか?」
そんな恐怖心を煽るためにこの記事を書いておきます。
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外に出るのは危険がいっぱい
家の中にいても気を付けなければいけないことがたくさんありますが、外に出ればさらに危険は高まります。
外の危険については退院直後の私生活で詳しく載せているので、参考にしてください。
電車については席を譲ってもらって座ってください。
車の運転はできればしないでください。
他の記事にも書いているので詳しくは書きませんが、外にいる間でも極力リスクは下げるようにしてください。
電車で立っていて、揺れてバランスを崩したらどうなりますか?
車の運転をして、万が一事故に遭ってしまったらどうなってしまいますか?
普段は無傷で済んだかもしれないことでも、手術して数か月は非常に患部が弱っています。
そこに大きくなくても衝撃を加えてしまうと簡単に悪化してしまうのです。
そんなことになってしまい、再手術とか、最悪の場合で手術も不可能という事態にもなりかねません。
そういったリスクは極力避けるようにしましょう。
安全に過ごしても夕方には痛くなる
さて、これからが本題です。膝に衝撃を加えなければ手術後の足は痛くならないのでしょうか?
いえ、痛くなります。
足を酷使していなくても、ずっと椅子に座っている状態だったとしても、夕方ごろには足がむくんで鈍い痛みに襲われます。
家に着くころには膝下から太ももの中腹あたりまでパンパンになっていることでしょう。
何かが膝周辺にたまっている感じがします。
足を冷やしてあげましょう
足がパンパンになってしまって帰宅したときは、とにかく横になって足を上げておきましょう。
たまったものがだんだんと下に落ちてきて、楽になってくるはずです。
そして、触ってみるとわかると思いますが、患足はだいぶ熱を持っているはずです。できれば氷嚢を使って膝を冷やしてあげましょう。
少しずつ歩けるようになっていると思いますが、まだまだ油断は禁物な時です。しっかりいたわってあげてください。
足がむくむ期間
上記のような足が非常にむくむ期間は大体手術してから2か月くらいたつまでです。
2か月くらい経てば歩き方もだいぶ普通に戻ってきている時期です。
逆に、それくらいまでにならないと、足のひどいむくみは消えないということになります。
しっかりと氷嚢でケアしながら、足に負担がかからない生活を心がけてください。
術後3か月くらいまでは非常に移植した筋も弱っている期間です。
手術直後よりも弱いです。リスクの回避とケアを怠ると再受傷となり、これまでの苦労と苦痛が水の泡になってしまいます。
それを回避するためにもいたわりの心を忘れないで、しっかりリハビリを行いましょう。
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