前十字靭帯断裂・半月板損傷からのこれから|バスケ完全復帰に向けた現状と今後の計画
前十字靭帯・半月板損傷からの完全復帰を目指し、前向きにリハビリへ励むイメージイラスト。(外国人)

前十字靭帯断裂・半月板損傷からの「これから」

メリークリスマス、そして新年あけましておめでとうございます。

このブログを書いているS-esuです。

サンタさんにお願いしたのは、ゲームでも家電でもなく、ただひとつ。

「健全な半月板」でした。

思い切り走って、何の不安もなくジャンプして、また仲間と全力でバスケットボールがしたい。
そんな願いを込めて、リハビリとトレーニングを続けています。

前十字靭帯を断裂したのが2015年6月。そこから半月板の再手術も経験し、気がつけば1年半以上、本気でバスケットボールをできていない時間が続きました。

それでもまだ「バスケがしたい」と思えているのは、この競技が心から好きなことと、復帰を待ってくれている仲間たちがいるからだと思います。
口にはあまり出しませんが、いつも感謝しています。またコートで一緒にプレイすることが、私なりの一番の恩返しです。

今年のバスケットボールの活動はすでに終わりましたが、最後にそれなりに走って終われたのは大きな収穫でした。
来年の春前には、市民大会に参加できるくらいまで戻せたらうれしいなと思っています。

現在の膝の状態と、できるようになったこと

まず、今の膝の状態をまとめておきます。

全体としては「結構いい感じ」になってきました。

  • 前十字靭帯については、「本当にケガをしたのだろうか」と思うくらい、日常生活ではほとんど意識しないレベルまで回復
  • 半月板のあたりは、今も押すと痛みがあるものの、生活するうえでは大きな支障はなし
  • ふくらはぎの上部は押すとまだ痛みが残っていますが、少しずつ和らいできている

前回、術後初めての対人練習に参加した直後は、軽い腫れや痛みが出たものの、時間の経過とともに落ち着きました。
「激しい運動にもある程度は耐えられる」という感触が得られたのは、今後の大きな自信になっています。

正座ができるようになった話

正座ができるようになり、笑顔でガッツポーズをする男性のイラスト。膝の回復を実感して喜んでいるシーンを柔らかいタッチで描いている。
正座ができるようになり、膝の回復を実感して喜ぶ様子を描いたイラスト。

もうひとつ大きな変化がありました。

今まで何度か挑戦しては失敗していた「正座」が、ついにできるようになったのです。

それまでは、膝の横が痛くて深く沈み込めず、途中でギブアップしていました。
ところが先日、しゃがみ込む機会があったときに、不安を感じつつもやってみると、意外なくらいスッとできました。

「これはいけるのでは?」と思って正座にもトライしてみたところ、少し痛みはあるものの、耐えられるレベルで最後まで座ることができました。

毎日続けてきた膝のストレッチの成果が、ここにきてやっと形になったのだと思います。
まだまだ完全な正座とは言えませんが、「継続は力なり」を実感できた出来事でした。

新年早々に見つかった新たな課題

一方で、新年を迎えたタイミングで新たな痛みも出てきました。

膝の裏側の痛み

ひとつ目は、膝の裏側の痛みです。膝を伸ばしたときに、裏の外側寄りがズキッとします。

内側寄りであれば半月板の可能性も考えますが、今痛むのは少し外側なので、手術した部分とは直接関係なさそうです。
おそらく、年末に「走り納めだー!」と調子に乗って走りすぎたことが原因だと思われます。

最近、リハビリを少しサボり気味だったところに、急に距離を走ってしまったので、筋肉や腱に負担をかけてしまったのかもしれません。
大きなケガではないと思いますが、回復を待ってから徐々に再開したいところです。

太ももの外側の付け根の痛み

もうひとつは、太ももの外側の付け根あたりの痛みです。

走っているときに違和感が強く、歩いているだけでもときどき痛みが出ます。
これもハッキリとした原因は分かりませんが、ストレッチ不足や筋バランスの崩れが影響していそうです。

膝そのものが回復しても、太ももや股関節が固いままだと、結局どこかに無理がかかってしまいます。
このままでは全力でプレーするのは難しいので、ストレッチやケアを強化していく必要があります。

新年早々、改善すべきポイントがいくつも見えてきましたが、「今のうちに気づけて良かった」と前向きに捉えています。

2017年の目標は「バスケットボール完全復帰」

2017年の一番大きな目標は、やはりこれです。

バスケットボールへの完全復帰。

長いリハビリ生活の中で、気持ちが折れそうになることも何度もありました。
それでも続けてこられたのは、「またみんなと一緒にコートに立ちたい」という思いがあったからです。

このブログは、前十字靭帯断裂や半月板損傷を経験した人に少しでも希望を持ってもらいたいという気持ちから書き始めました。
ときには、同じケガをしてしまった人をちょっと冷やかしつつ(笑)、先に経験した人間としてリアルな経過を残していきたいと思っています。

先輩患者として、できることなら「うまく復帰できたパターン」のロールモデルで終わりたい。
そのためにも、焦らず、でもあきらめずに、地道に積み重ねていきます。

メッセージをいただく機会は多くありませんが、何度もこのブログを訪れてくれている方がいることは分かっています。
それが私にとって、大きな励みになっています。思い切って応援メッセージをいただけたら、きっともっと頑張れます。

ブログと「知識集」の今後の更新について

ここからは、このブログ自体の今後について少し書いておきます。

日々の出来事を書き続けていた結果、記事の内容がリアルタイムにほぼ追いついてきました。
そのため、これまでのように頻繁に「奮闘記」を更新するのは難しくなっていくと思います。

今後は、

  • 前十字靭帯や半月板の手術・リハビリに関する知識をまとめた「再生ノート」の充実
  • これまで駆け足で書いてきた記事の加筆・修正
  • 新しい出来事や節目があったときの近況報告

といった形で更新していく予定です。

ときどきで構いませんので、思い出したころに覗きに来てもらえたらうれしいです。
これから手術やリハビリに向き合う方や、そのご家族・パートナーの方にとって、少しでも役立つ情報になれば幸いです。

もちろん、最終的には「私自身が本格復帰して、元気にプレーしている姿」をお見せしないと、本当の意味で安心してもらえないと思っています。

崖っぷちに立たされているような気持ちになることもありますが、最後に笑ってコートに立てるように、これからも一歩ずつ進んでいきます。

引き続き、応援よろしくお願いします。

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