
前十字靭帯と半月板を損傷してから、私は膝の状態に合わせてサポーターを選んできました。ZAMST(ザムスト)のZKを使っていた時期もありますが、現在、バスケットボールのときに使っているのはゲニュトレインです。
ゲニュトレインに替えたことで、手術前の膝の問題が解決したわけではありません。ロッキングなどの症状は改善せず、最終的には手術を受けました。一方で、手術後はゲニュトレインを装着して、今では心配なくプレーできています。
この記事では、使い始めたきっかけから、皿下のフィット感、ZKとの違い、夏場の使い心地まで、私自身の体験をまとめます。
※個人の使用体験です。製品の一般的な働きと、私が感じた使用感は区別して記載しています。サポーターの適否や競技復帰の判断は、膝の状態に合わせて医師などにご相談ください。
ゲニュトレインを使い始めたきっかけ
きっかけは、前十字靭帯よりも半月板の状態が良くないと感じるようになったことでした。
当時は、膝が引っかかって動かなくなる「ロッキング」が頻繁に起きていました。詳しい状態まではわかっていませんでしたが、感覚的に「半月板が良くないんだろうな」と思っていました。
あとでわかったことですが、半月板は、私の表現でいうと「イカそうめんみたいな状態」になっていました。それが膝の中で引っかかり、ロッキングを繰り返していたのです。
それまでは、膝の前後方向の動きに対するサポートを期待してZKを使っていました。ただ、今気になっているのが半月板なら、ゲニュトレインのほうが自分の膝に合うかもしれない。そう考えて切り替えました。
これは当時の私の判断です。「半月板の損傷には、ZKよりゲニュトレインが適している」と一律に言えるわけではありません。
ゲニュトレインは、どのように膝をサポートするのか
ここでは、通常のゲニュトレインについて、メーカーが説明している働きを紹介します。モデルや世代によって構造が異なる場合があるため、手元の製品の詳細は取扱説明書をご確認ください。
メーカーは、伸縮する生地による圧迫と、お皿を囲むパッドによる刺激で、痛みや腫れの軽減、筋肉の働きを通じた膝の安定を補助すると説明しています。半月板の障害も適応に含まれています。
- 圧迫と動作に伴うマッサージ作用:動くことで生地やパッドから受ける圧力が変わり、痛みや腫れの軽減を助ける。
- パッドによる局所的な刺激:現行モデルでは、お皿の周囲や膝の前側の関節の隙間付近などを刺激し、痛みの軽減を補助する。
- 筋肉の働きによる安定の補助:皮膚への刺激を通じて動きの感覚や筋肉の働きを助け、膝の安定を補助する。
ただし、傷んだ半月板を修復したり、裂けた部分の引っかかりを取り除いたりするものではありません。メーカーの説明からも、ロッキングの解消や再受傷の防止を保証することはできません。
参考:Bauerfeind公式・ゲニュトレインの製品説明(英語)
手術前の症状は改善せず、最終的には手術を受けた
私の場合、ゲニュトレインを着けてもロッキングなどの症状は改善せず、最終的には手術を受けました。サポーターを替えることで解決できる状態ではありませんでした。
そのため、「ゲニュトレインを使えば、半月板が引っかかる膝でもプレーできる」と伝えたいわけではありません。ロッキングや膝の動きの制限がある場合は、サポーターで様子を見るだけでなく、損傷自体の評価が必要です。
米国整形外科学会の患者向け説明でも、半月板損傷によって膝の動きが妨げられている場合などには、手術が必要になることがあるとされています。
皿下のフィット感と、バスケ中の動きやすさ
ゲニュトレインを着けると、ゲル状のパッドが膝のお皿の下にフィットして、守られているような感覚があります。
これは半月板が実際に保護されていることを確かめたという意味ではなく、私自身の装着感です。ただ、この皿下へのフィット感は、使い続けている理由の一つです。
また、私の感覚では、動きが制限される感じがほとんどありません。バスケ中も動きを邪魔される感覚が少なく、フィット感と動きやすさの両方に満足しています。
ZKと比べると、固定されている感覚は控えめ
固定されている感覚は、ZKのほうが強く感じます。ZKはベルトで締めて固定するので、着けたときの感覚にも違いがあります。
ゲニュトレインは、私にとって、ベルトでしっかり固定する感覚よりも、皿下にパッドがフィットしながら動ける感覚が印象的です。
どちらが優れているかというより、自分が何を重視するかで感じ方は変わると思います。ここでの比較も、固定力を測定した結果ではなく、私が実際に使って感じた違いです。
ZKを使っていた経緯については、ACLと半月板でサポーターを使い分けた理由にもまとめています。
プレー中のずれと、夏場の蒸れは気にならなかった
最初は、ベルトで締めるタイプではなく履くだけなので、「プレー中にずれてしまわないか」と心配していました。しかし、実際に使ってみると、その心配は杞憂でした。私がプレーしている範囲では、ずれが気になることはありません。
夏場にも装着してプレーしましたが、私の場合は蒸れも気になりませんでした。暑い時期だからといって、特に使いにくさを感じることもなく使えています。
ずれや蒸れの感じ方は、サイズの合い方や使用環境によっても変わると思いますが、私自身はこの点で困っていません。
サイズ表に合わせて選び、バスケのときに使っている
サイズは、サイズ表を見ながら太ももの周囲などを計測して、自分に合うものを購入しました。感覚で選ぶのではなく、測った数値をもとに選びました。
購入するモデルのサイズ表に従って計測することが大切だと思います。私の場合は、この選び方でプレー中のずれも気にならず、皿下のフィット感を得ながら使えています。
現在、ゲニュトレインを装着するのはバスケットボールのときだけです。日常生活では使っていません。
今は、装着していれば心配なくプレーできている
手術後、バスケットボールに復帰するときには、膝への不安がありました。しかし、現在はゲニュトレインを装着していれば、何の心配もなくプレーできています。
一方で、サポーターを着けていないと、怖さがあってまともにプレーできません。おそらくZKでも同じだと思いますが、私にとっては「着けている」という安心感も大きいのだと思います。
今プレーできているのが、ゲニュトレインだけの効果だとは言えません。また、不安なく動けることと、再受傷のリスクがなくなることは別です。
それでも、皿下へのフィット感があり、動きをほとんど邪魔せず、ずれや蒸れも気にならない。そして、装着していることで安心してプレーできる。この使い心地が、手術後もゲニュトレインを使い続けている理由です。
サポーター選びに迷っている方は、前十字靭帯(ACL)サポーターの選び方まとめもあわせてご覧ください。
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