
神経のようなふくらはぎの痛みはどれくらい続いたのか
どうも!えすひろです。ふくらはぎの奥でビリビリと走るような痛みが出てから、「この状態はいったいどれくらい続くんだろう」とずっと不安でした。ここでは、私の場合どのくらいの期間で落ち着いていったのかを、当時の出来事とあわせて振り返っておきます。
久しぶりの自転車通勤を試してみた結果
それまで会社への通勤は、かなり大事を取っていました。家の近くのコンビニまで同僚が車で迎えに来てくれるという、ちょっとしたVIP待遇です。
徒歩だと会社まで約40分。ふくらはぎの状態を考えると、とても毎日は歩けません。一方で、元気なときは自転車で片道15分。わざわざ職場の近くに引っ越したくらいなので、本来であれば自転車通勤がいちばん快適なルートでした。
そんな中、退院から1週間ほどたった週末、社外での会議に参加することになりました。いつも送迎してくれている同僚は不在。会議場所も会社と同じくらいの距離です。
足の調子も「まだ痛いけれど、少しは良くなってきたかな」という感覚があったので、私は思い切って自転車で行ってみることにしました。万が一ダメそうなら途中から徒歩+電車に切り替えられるよう、かなり時間に余裕をもって家を出発します。
ところが、ペダルに足を乗せてこぎ始めてすぐに異変に気づきました。ペダルを踏み込む反対側の足が上がってくる、その「てっぺん」に近づくタイミングで、ふくらはぎのあたりに鋭い痛みが走ります。
・・・こげない
力を入れて踏み込みたいのに、その手前で痛みで動きが止まってしまう。片足だけでこごうとしてもバランスが取れず、危なっかしくて仕方ありません。
会議場所までは自転車で20分ほどの距離ですが、とても走り切れるイメージが湧きませんでした。結局、500メートルほど進んだところで潔く引き返すことにしました。
歩きと電車に切り替えたものの、ダメージは残った
たった500メートルとはいえ、その間もふくらはぎの痛みはじわじわと増していきます。自転車を押して戻るだけで、予定外の時間と体力を使ってしまいました。
自宅に戻って自転車を置き、今度は歩いて最寄り駅へ。そこから電車に乗り換えて会議場を目指しました。すでに時間はギリギリ、汗もだらだらです。それでも何とか開始時間には滑り込みで間に合いました。
「やっぱり無理はするものじゃない」――このときほど強くそう思ったことはありません。まさかここまで痛くなるとは、出発前には想像もしていませんでした。
会議中にも突然襲ってくるビリッとした痛み

問題は、その後でした。自転車チャレンジでふくらはぎに負担をかけたせいか、会議中にも神経をつままれたような痛みが何度も襲ってきます。
しかもよりによって、自分が発言している最中に「ビキッ」と痛みが走り、数秒間まともに言葉が出てこない場面もありました。周囲は事情を知っているので心配してくれましたが、本人としては恥ずかしいやら、痛いやら、汗は出るわで、なかなかハードな時間でした。
この日を境に、「まだしばらくは自転車は封印しよう」と素直に受け入れるようになりました。
ふくらはぎの違和感が和らぐまでの目安
このふくらはぎのビリビリする痛みについては、主治医やリハビリの先生から「時間とともに少しずつ落ち着いてくるはず」と聞かされていました。目安としては「およそ1〜2か月くらい」とのことでした。
私の場合、たしかにその通りで、強い痛みのピークを越えたあと、何もしない状態で過ごしていると、おおよそ1か月くらいで「日常生活の中で突然動けなくなるほどの痛み」はだいぶ減ってきました。
とはいえ、1か月たったからといって、完全に痛みが消えるわけではありません。この頃でも、ふくらはぎをさするだけでヒリっとした感覚があり、決して快適とは言えない状態です。常に張っているような重さが残っていて、ピンポイントで押すと飛び上がるほど痛い場所もありました。
さすっても痛みをあまり感じなくなってきたのは、およそ2か月を少し過ぎたあたりです。その後も、押したときの違和感がなくなるまではさらに時間がかかりました。私の感覚では、「押しても痛くない」と言えるようになったのは4か月目くらい。それでも完全に何も感じないわけではなく、「ここだけちょっと違うな」という感覚はしばらく残っていました。
この記事を書いている時点で、手術からおよそ5か月。日常生活で困るほどではないものの、ふくらはぎの一部にはまだわずかな違和感が残っています。「神経っぽい痛み」は、本当に長く付き合うことになるんだなと実感しました。
不安なときは一人で抱え込まず、専門家に相談を
ここまで書いてきたことは、あくまでも当時の私自身の体験談です。同じような場所が痛くても、原因や必要な対応は人によってまったく違うはずです。
もし似たような違和感や痛みを感じて不安なときは、「そのうち良くなるだろう」と自己判断だけで済ませず、早めに専門の先生に相談してもらえたらと思います。私の経験が、「こんなケースもあるんだな」という一つの参考になればうれしいです。

