入院1週間前検診 前十字靭帯・半月板損傷
手術前の最終検査では、右足のレントゲン撮影を行い膝の状態を確認します。

こんばんは、えすひろです。

前回は、関東労災病院への初診で手術日が決まり、装具代や手術前リハビリの説明を受けたところまでを書きました。
今回は、その続きとして「入院1週間前検診」で何をして、どんな気持ちだったのかを残しておきます。


入院1週間前検診の日

関東労災病院への初通院で手術日が決まり、毎日続けてきたリハビリ。
朝と晩、言われたメニューをこなしていくうちに、少しずつ膝が伸びるようになってきました。
リハビリメニューは朝、晩それぞれ筋トレもしていたので60分ほど時間がかります。続けるのは正直大変でしたが、頑張りました。

それでも、不安が消えるわけではありません。

膝の中の嫌な引っかかり、ふとした拍子に起きるロッキング。
「本当にこれで手術して大丈夫なのか」「またあの痛みが来るんじゃないか」――そんな感情が頭のどこかに居座ったままです。

前十字靭帯が切れている膝は、ブレーキの甘くなった車みたいなもので、
私の場合は半月板も傷んでいるので引っかかってしまいロッキングが起こってしまう感じです。
それを理解しているからこそ、「手術するしかない」と思いつつも、やっぱり怖さは残っていました。


正座チェックと各種検査

入院1週間前検診の日。

よりによって前日が飲み会で、帰りに軽くロッキングを起こしてしまい、「やってしまった…」と内心かなり焦っていました。

それでも、これまで続けてきたリハビリのおかげで、当日はなんとか正座ができるところまで戻っていました。
痛みをこらえながらではあったけれど、「ギリギリ合格」という感じです。

その後は、淡々と検査が進んでいきます。

  • 血液検査
  • レントゲン撮影
  • 尿検査
  • 装具サイズの最終確認

採血では、小さな容器を何本も入れ替えながら血を採られるので、量は大したことなくても妙に長く感じます。
最近も膝に注射されていましたが、腕の注射されたのは久々でしたね。やっぱりいくつになっても注射は怖いものです

入院前検査で採血を受ける男性。怖さから目をつむり、看護師が優しく対応している様子のイラスト
何歳になっても注射は少し怖いもの。手術前検査では血液検査も行われます。

レントゲンと尿検査はスムーズに終了。
装具のサイズ確認の際には、返還申請で必要になる書類や領収書も受け取ります。これをなくすと後で困るので、その場でしっかり保管しました。


長い待ち時間とリハビリ──「やるしかない」の積み重ね

診察や検査そのものは順調でこちらにはさらっとしか書いていませんが、トータルで見ると、この日も病院を出たのは15時頃。

予約していた診察は時間どおりでも、装具関連やリハビリは順番待ちもあって、
「初診の日に続いて、今日もなかなかの長丁場だな」という印象でした。

この日も、手術前と同じリハビリをこなします。

  • 膝の曲げ伸ばし(10分)
  • 膝を伸ばした状態で太ももの上に重し(10分)

これを2セット。終わる頃には、正直ぐったりします。

「この先、手術後もしばらくは似たようなメニューが毎日続く」と説明され、
飽きっぽい自分の性格を思い出しては「大丈夫かおれ…」と少し不安にもなりました。

それでも、やらなければ不安は増える一方なのも分かっている。
だから、遠いゴールを考えすぎず、「とりあえず今日やる分だけやる」と決めて、その日を終えました。


初めての入院が、いよいよ現実になる

検査とリハビリを終えて病院を出ると、身体も気持ちもどっと疲れがきました。

カレンダーを見ると、入院まではもうあと1週間。

人生初めての入院。
初めての腰椎麻酔。
初めての本格的な膝の手術。

正直、怖くないといえば嘘になります。

でも同時に、ここまで紹介状を書いてもらい、手術日を決めて、装具を準備して、
手術前のリハビリも続けてきた自分もいる。

「もうここまで来たんだから、やるしかない。」

そう自分に言い聞かせながら、入院当日の朝のことを想像して、少しだけ覚悟が固まっていったタイミングでもありました。

覚悟はあっても朝8時に病院に行かなければならず、電車に乗って1時間くらいかかることを考えると、朝起きられる自身は当日までなかったです


前後の記事へのリンク

▼ 前の回

関東労災病院に前十字靭帯手術に向けて初通院!

▼ 次の回(入院編へ続く)

入院当日|前十字靭帯再建術・半月板損傷の手術前日記(持ち物・流れ・注意点)

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