半月板手術6日目。スパルタン先生は優しいのに、退院手続きがスパルタすぎる件
退院当日の流れが複雑で、何をどの順番で進めればいいのか戸惑う場面。

2度目の半月板手術から6日目。ついに退院の日が来ました

私の2度目の半月板の手術から6日目、水曜日の朝です。
前回の入院は10泊でしたが、今回は6泊で退院となりました。

日数だけで見ると短く感じますが、やっぱり病院での時間は長いですね。
リハビリもほとんどなく、ただひたすら時間が流れていく感覚だったので、正直前回よりも長く感じたくらいです。

それでも「今日は退院」とわかっているだけで気持ちはかなり楽でした。
ここからは、退院当日の流れと、簡単なリハビリの内容、そして実際にかかった金額についてまとめておきます。

退院当日の流れは意外とバタバタします

退院の日は、のんびり荷物をまとめてサッと帰るだけ…というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際は意外とやることが多いです。

私が入院していた病院では、退院日の朝に看護師さんからざっくりと次のような説明がありました。

退院までの手順

  • ① 朝食後、退院の説明を受ける
    退院後の生活で気を付けることや、今後の通院・リハビリについての簡単な説明があります。
  • ② 荷物をカートに載せてナースステーションに預ける
    自分の荷物は一度まとめてカートに乗せ、ナースステーションで保管してもらいます。
  • ③ 荷物を預けたら、そのままリハビリへ向かう
    ここからは病室には戻らない前提で動くので、必要なものは事前に身につけておきます。
  • ④ リハビリ終了後、ナースステーションで会計書類を受け取る
    リハビリ室からのデータ反映を待ってから、会計用の紙を受け取ります。
  • ⑤ 1階の会計で支払い → ナースステーションで荷物を受け取り、そのまま退院

書き出してみると大したことがないようにも見えますが、
「リハビリ → ナースステーション → 会計 → またナースステーション」と移動が多く、松葉杖生活の身としては、そこそこハードでした。

退院前のリハビリ内容 ─ 半月板の場合は「パッとやって、パッと終わる」

退院前に、久しぶりにリハビリ室の担当のスパルタン先生と再会しました。
前十字靭帯のときはかなりスパルタ気味のメニューだったので、少し構えていたのですが…

今回はいい意味で拍子抜けするくらいライトな内容でした。

この日に行ったリハビリ

  • 膝の軽い曲げ伸ばし
  • 太もも・股関節まわりの基本的な筋力トレーニング
  • 可動域の確認(どこまで曲がるか、伸びるか)
  • 最後にエアロバイクを約10分

すべて含めても30分かからないくらいで終了しました。

先生からは、

「半月板の場合は、手術内容と経過が良ければ、リハビリはパッとやってパッと終わるんだよ」

と説明されました。

自宅で続けてくださいと言われたメニュー

退院後に自宅で行うように指示があったのは、主に次のようなメニューです。

  • SLR(ストレート・レッグ・レイズ)
    床やベッドに寝て、膝を伸ばしたまま足を上下に動かすトレーニング。
  • 股関節伸展
    うつ伏せになり、膝を伸ばした状態で足を後ろに持ち上げる運動。
  • 股関節外転
    横向きに寝て、上側の足を横に持ち上げる運動。
  • 股関節屈曲(もも上げ)
    椅子に座った状態でももを引き上げる運動。
  • 膝関節伸展
    椅子に座った状態で、膝を伸ばしていくトレーニング。
  • 枕つぶし(タオルつぶし)
    膝の下に丸めたタオルなどを置き、膝裏で押しつぶすように力を入れる運動。

回数の目安としては、

  • ①〜⑤を「30回×2セット」
  • ⑥枕つぶしを「100回」

という指示でした。

前十字靭帯再建術後のリハビリと比べると、かなり楽に感じました。
とはいえ、ふくらはぎの上側の痛みはこの時点でもまだ残っていて、「ちょっとイヤな痛みだな…」という感覚は続いていました。

退院時の会計はやっぱり高い。限度額適用認定は必須級

退院手続きの会計で高額請求書を見て困惑する男性と、会計処理を行う病院スタッフのイラスト
退院時の支払い手続きで、高額な会計に戸惑う様子を描いたイラスト。

リハビリが終わると、ナースステーションに戻って会計書類を受け取ります。
リハビリ側からの情報が反映されるまで少し時間がかかるらしく、数分ほど待ってから1階の会計へ。

今回の請求額

今回の入院・手術・リハビリを含めた金額は、およそ

約100,000円(自己負担分)

医療費の総額としては、保険点数で約46,000点でした。
単純計算だと、

  • 46,000点 ≒ 460,000円
  • 3割負担だと約138,000円+負担金数千円

となるところですが、事前に限度額適用認定証を準備していたため、自己負担は10万円前後で収まりました。

ちなみに、「入院から退院までを同じ月の中で終えられると、少し安くなる」という話もありますが、今回のケースでは試しに計算してみたところ、そこまで大きな差はありませんでした。
月またぎは精神的には気になりますが、数千円レベルの差であることも多いと思います。

民間の医療保険にも助けられました

私の場合は健康保険に加えて、民間の医療保険にも加入していました。
そのおかげで、自己負担分の多くは後から保険金として戻ってきました。

前十字靭帯のときもそうでしたが、「もしものときに備えて保険に入っておく」というのは、実際に手術・入院を経験すると本当にありがたさを実感します。

もちろん保険に入るかどうかはそれぞれの考え方次第ですが、
膝のケガのように、再建術や再手術が必要になることもある分野では、ある程度備えておくと安心感が違います。

こうして2度目の半月板手術の入院生活はいったん終了

会計を済ませ、ナースステーションで荷物を受け取り、ようやく退院です。

入院期間としては前回より短く、リハビリもかなり軽めでしたが、ふくらはぎの痛みはまだ残っていて、完全に「スッキリ!」という状態ではありませんでした。

それでも、病院を出て外の空気を吸った瞬間の解放感は、やっぱりいいものです。
ここからは、自宅でのリハビリと日常生活の中でのケアがメインになっていきます。

次の記事では、退院後にふくらはぎの痛みがどうなっていったのか、その後の経過を書いていきます。

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