2度目の半月板手術4日目|ふくらはぎの強い張り・ガムテープ事件・仕事復帰の目安
2度目の半月板手術4日目。ふくらはぎの強い張りに加え、看護師がガムテープを誤って患部に落としてしまうハプニングが起きた日の様子。

2度目の半月板手術から4日目、ふくらはぎの違和感と退院日の決定

半月板の2度目の手術から4日目、月曜日の様子です。

この日になると、ベッドから起き上がる動作や、トイレ・売店への移動などはかなり慣れてきていて、「普通のデスクワークならある程度こなせるかな」と感じるくらいには回復していました。

ノートパソコンを開いてメールの返信をしたり、資料を確認したりといった仕事は、姿勢と時間に気をつければ十分可能なレベルです。頭ははっきりしていて、集中して作業もできていました。

一方で、前日から気になっていたふくらはぎ上部の違和感と痛みは、さらに強くなっているのをはっきりと感じました。

感覚としては、ふくらはぎの上のあたりがずっとつりそうな状態で、歩いて足に体重を乗せ、ふくらはぎが伸びるタイミングで「ビキビキッ」とした痛みが走ります。

ただ立っているだけでも、ふくらはぎに血がたまってパンパンに張っていくような、今にもはち切れそうな圧迫感があり、「これは普通の筋肉痛とはちょっと違うな」と感じていました。

主治医にふくらはぎの痛みを相談した結果

さすがに気になってきたので、朝の回診のときに主治医にふくらはぎの痛みについて相談しました。

先生からの説明はこんな内容でした。

「内視鏡手術なので外から見える傷は小さいですが、手術の際に内側の筋肉を少し傷つけているのかもしれません。ただ、そのあたりは時間とともに自然回復していく部分なので、しばらくすれば落ち着いてくると思いますよ。」

「筋肉を少し痛めている可能性がある」という話を聞いて不安もありましたが、同時に「自然に回復していくはず」という言葉がありましたので安心しました。

実際の感覚としては、強烈なこむら返りがすぐに来そうな感覚がずっと続いているようなイメージです。それでも、今後良くなっていくと聞いて、自分に言い聞かせながら、この日を過ごすことにしました。

「ガムテープ事件」――膝の患部にまさかの直撃

夕方前、そろそろシャワーの時間になったので、膝を濡らさないようにするためのラップを用意していました。そこへタイミングよく看護師さんが来て、声をかけてくれました。

「あ、これからシャワーなんですねー。」

そう言って、少し離れたところにあったラップ(とガムテープのセット)を取ろうとしてくれたのですが、その瞬間、手が滑ったのか、ガムテープがそのまま私の膝の上に落下しました。

よりによって、ちょうど手術した膝の患部に直撃です。

「だぉぉぉぉー!」という声が勝手に出るくらい鋭い痛みが走り、思わずベッドの上で身体をよじってしまいました。

そんな私の様子を見て、看護師さんからは、

「ちょっとー!何やってるの?! 大丈夫なの?」

という一言。耳を疑いました。

内心では「いや、今のは完全にそっち側のアクシデントでは……」という気持ちもありましたが、感情的になっても仕方がないので、

「大丈夫です。もう大丈夫なので、ありがとうございます。」

とだけ冷たく伝えて、その場をおさめました。と、言いますか、一言くらいの謝罪があってもよかったと思います。

結果として、その直後の痛みはなかなかのものでしたが、その後に膝の状態が急激に悪くなったり、腫れが増えたりといった変化はありませんでした。とはいえ、前十字靭帯再建術直後のタイミングで同じことが起きていたら、かなり危険だったかもしれないと思います。

手術4日目でも、デスクワーク中心なら仕事は十分可能

この日の行動量を振り返ると、

  • ベッドとトイレ・デイルーム間の移動
  • ノートPCを使ったメール対応・簡単な書類作成
  • 取引先との電話(デイルームに移動して通話)
  • 洗濯やシャワーなどの日常生活動作

といったことは、痛みはあるものの、問題なくこなせていました。

「術後何日目くらいから仕事に戻れそうか?」という目安は人によって違いますが、事務・デスクワーク中心の仕事であれば、半月板手術4日目でも、環境さえ整えばある程度こなせるレベルだと感じました。

もちろん、長時間座り続けると膝やふくらはぎの張りが強くなりますし、こまめな休憩やアイシングは必須です。無理にフルスピードで働くというよりは、「リハビリの一環として少しずつ仕事モードを取り戻す」くらいの感覚で捉えるとちょうど良いと思います。

入院中の男性がベッドでパソコン作業をしている様子を描いたイラスト。電話禁止の病室で静かに事務作業を行っているシーン。
病室では電話が使えないため、この日はパソコン作業だけで仕事を進めていました。だれだこのイケメン

病室での仕事に感じた「ネット環境」の大切さ

この日は特に、ネット環境の重要性を痛感しました。

私が入院していた病院では、病室内にはWi-Fiが飛んでおらず、インターネット接続ができるのはデイルーム付近のみでした。スマホだけで済ませるならまだしも、ノートPCでのメール対応や資料チェックをしようとすると、かなり不便です。

そのとき強く感じたのが、

  • モバイルルーターやテザリングなど、自分で用意できるネット回線があると圧倒的に楽
  • 入院中でも簡単なテレワーク環境を作っておくと、仕事の不安が少し減る

ということでした。

術後すぐに無理して仕事をする必要はありませんが、「メールくらいは確認しておきたい」「復帰後に少しでもスムーズに戻りたい」という方は、ネット環境を入院グッズのひとつとして考えておくのもありだと思います。

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入院時にテザリングができなければモバイルルーターをレンタルすると快適になります。

洗濯や身の回りのことも、自分でこなせるレベルに

この日は洗濯も1回行いました。今回の入院は前回より短く、

  • 包帯は1日2本程度で足りていた
  • 着替えも3日分ほど用意していた

ということもあり、洗濯はこの1回で十分でした。

洗濯機のある場所までの移動は少し大変でしたが、松葉杖と慎重な歩行で何とかこなせます。ここまで来ると、身の回りのことはほとんど自分でできる状態になっていました。

退院日が決まったことで、気持ちが少し軽くなる

主治医との会話のなかで、この日、退院予定日もほぼ決まりました。2日後の水曜日です。

半月板手術単独ということもあり、前十字靭帯再建術のときよりも入院期間はかなり短めです。ふくらはぎの痛みはまだ続いていて、不安がまったくなくなったわけではありませんが、

  • デスクワーク中心なら仕事はそれなりにこなせる
  • 日常生活動作もほぼ自分でできる
  • 退院日という「ゴール」が明確になった

という状態になったことで、気持ちの面ではかなり楽になりました。

この4日目は、ふくらはぎの違和感とガムテープ事件というハプニングもありつつ、「仕事に少しずつ戻れる」「退院が現実味を帯びてきた」という、転機のような一日だったと今では感じています。

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