
術後3か月までのリアルな毎日レポート
どうも、えすひろです。
ここでは、膝の手術からおよそ3か月くらいまでの暮らしを、私の体験談としてまとめます。
正直なところ、この時期は派手な変化が少なくて「毎日同じことの繰り返しだな…」と感じていました。
それでも少しずつ前に進んでいたんだな、と今になって思います。
術後2〜3か月は「代わり映えしない時期」
1か月半くらいまでは、新しい筋トレメニューがどんどん増えていく時期で、まだ新鮮さもありました。
ところが2〜3か月目に入ると、基本的にはやることは変わらず、筋トレの回数やセット数だけがじわじわ増えていく毎日になります。
仕事に行く前と帰宅後にトレーニングをこなすので、時間も取られるし、シンプルにしんどい…。
「ちゃんと前に進んでいるのか?」と不安になりやすい時期でもありました。
車の運転は“できる”と“していい”は別の話
だいたい2か月くらい経つと、少し引きずる程度で歩けるようになってきます。
この頃になると「そろそろ車の運転もいけるかな?」という感覚が出てきます。
実際、私はというと…退院して2週間後には短い距離だけ車を運転していました。
今振り返ると、結構チャレンジャーだったなと思います。
車から降りると、足に血が集まるのか膝がズーンと重く、痛みも強くなりました。
なので「生活のために最低限」という感じで、極力運転の回数は減らしていました。
感覚としては運転自体はできますが、まだまだ足の状態は万全とは程遠い時期です。
もしこのタイミングで事故に巻き込まれたら、私のような膝のトラブル持ちにはかなりのダメージになりかねません。
私は自分の体で試してしまいましたが、今の私が過去の自分に声を掛けるなら、
「運転は焦らず、できるだけ遅らせたほうが安心だよ」と言うと思います。
2か月半〜3か月、ようやく動きに変化が出てくる
2か月半くらいになると、いよいよジョギングに向けた準備がスタートしました。
とはいえ、いきなり外を走るわけではなくて、最初にやるのはとても地味なトレーニングです。
その場ジョグ。
名前の通り、その場で足踏みしながら軽く走るような動きです。
最初は1分からスタートし、慣れてくると最大10分を数セットこなす形になりました。
ずっと筋トレだけだったところに、久しぶりに「走る」という動きが入ってきます。
たったその場ジョグでも、最初の頃は息が上がるし、汗もじんわり。
それでも、汗をかきながら動けることが、ものすごくうれしかったのを覚えています。
走る感覚を思い出す小さな一歩
「走るって、どんな感じだったっけ?」と、本気で思うくらいにはブランクがありました。
だからこそ、その場ジョグで少しずつリズムを取り戻していく時間は、とても大事なステップだったと思います。
私はマンション住まいだったので、下の階に響かないように、
寝室ではなく玄関スペースでその場ジョグをしていました。
外でやるのはちょっと恥ずかしいので、こっそり家の中でコツコツと。
この頃には、「ようやく復帰に向けたスタートラインに立てた」という実感が少しずつ湧いてきます。
私の場合はバスケットボールへの復帰が目標だったので、
「ここからまたコートに戻っていくんだ」とイメージしながら汗を流していました。
3か月目は“派手さはないけれど大事な期間”
3か月目の生活を一言で表すなら、「地味だけど土台を固める時期」だったんだなと思います。
毎日の筋トレ、ストレッチ、その場ジョグ。
パッと見の変化は少なくても、身体の中では少しずつ準備が進んでいたはずです。
「全然進んでいない気がする…」と感じたら、
この時期は“次のステージに上がるために必要な仕込み期間”なんだと、ぜひ自分に言い聞かせてあげてください。
私も当時は不安のほうが大きかったですが、今振り返ると、
あのコツコツした3か月目があったからこそ、その先のランニングやフットワークの練習につながったのだと思っています。そして、この後少ししたらつらいフットワークが開始されるのはこのころは知りませんでした。

