
手術後の練習再開から約1か月。バスケットのスポーツ復帰が現実になってきた
どうも、えすひろです。
ここ最近は「スポーツ復帰が現実味を帯びてきた」感覚があります。
今年に入って本格練習を再開し、気づけば2月。
練習の参加は継続できていて、筋トレとストレッチも習慣として回っています。
前十字靭帯再建術(ACL再建)後のリハビリ期間は長く、復帰のペースも人それぞれです。
この記事では私の一次体験として、「練習に戻ってから何が怖かったか」「どうやって動きを取り戻したか」「次に何を目標にするか」をまとめます。
スポーツ復帰が近づいた実感:練習で「できる動き」が増えてきた
この2週間で何回か実戦に近い練習をこなしました。
正直、最初は「動けるかどうか」以前に、怖さが先に来ます。
よくあるのが、こんな不安です。
- 接触されたら膝が持っていかれるんじゃないか
- 着地の瞬間にズレるんじゃないか
- 急に止まったときに嫌な感触が出るんじゃないか
ここで大事なのは、いきなり全部を戻そうとしないことでした。
私の場合、まず「怖い動き」を避けるのではなく、怖さが出る場面を分解して、小さくクリアしていくのが合っていました。
課題は「空中の接触プレイ」。怖さの正体は“不意打ち”だった
前回の練習記事で、自分に課題を置きました。
「空中の接触プレイを怖がらない」
我ながら無茶です。
ただ、やってみて分かったのは、怖いのは接触そのものではなく、「構えがない状態で当たられること(不意打ち)」でした。
そこで意識したのは次の3つです。
- 早めにポジションを取る(後手に回らない)
- 重心を落として構える(棒立ちで受けない)
- 当たられても崩れない角度を作る(真正面を避ける)
これをやると、怖さが「ゼロ」にはなりませんが、怖さの幅が確実に小さくなるのを感じました。
そして結果的に、プレイの選択肢が増え、練習中に固まる時間が減りました。
スポーツ復帰の段階では、この「固まる時間が減る」だけでも、かなり大きいです。
接触練習で気づいたこと:相手が強いほど“型”が必要になる
毎週来てくれる外人さんがいるんですが、強い。体が強い。
こちらがビビった瞬間に持っていかれます。
でも逆に、相手が強いからこそ、こちらも「感情」ではなく「型」で動かないと勝負になりません。
私の場合は、重心を低くして、押し合いの局面では「耐える」ではなく「位置を守る」意識に変えました。
そうしたら、なぜか仲良くなりました。練習の終わりはハイタッチ。
何を言ってるかは分かりませんが、私はだいたい「イエー」で乗り切っています
言葉が分からなくても、スポーツの“共通言語”ってありますよね。
この感覚は、なんかよくわからないけどうれしいです。

膝の痛みが減ってきた理由:筋トレより「毎日のストレッチ」が効いた感覚
膝の感触に明確な変化が出ています。
激しい練習の翌日はさすがに張りや痛みが出ますが、それ以外の日は、日常動作での痛みがほとんどありません。
筋トレで筋力が戻ってきたのもあると思います。
ただ、私が「これ効いてるな」と感じているのは、毎日長めにやっているストレッチでした。
特に、以前はガチガチでどうにもならなかった股関節まわり。
ここを継続して伸ばすようにしてから、膝の裏の違和感が薄れていき、動作の引っかかりも減った感覚があります。
正座も「完璧」ではないですが、何とか近づいてきたところです。
こういう“小さな回復の積み重ね”が、スポーツ復帰の現実味を作っていくんだと思いました。
復帰が近づくほど危ない:調子が良いときほど再受傷リスクが上がる
ここが一番大事な話です。
調子が上がってくると、人は気が緩みます。
私は過去に再受傷も経験しているので、なおさら思うのですが、「いける」と思った瞬間が一番危ないです。
無理をするつもりがなくても、テンションが上がると動きは大きくなるし、判断も強気になります。
だから今は、良くなっている実感があるほど、淡々と続けます。
「今日は調子が良い」よりも、「今日も崩れなかった」を重視するイメージです。
次の目標:バスケ復帰の最終課題は「急なストップ&ダッシュ」
そろそろ次の目標を決めようと思い、あえて最終目標を掲げます。
全力プレイをする
これです。
私はテクニックで抜くタイプではなく、急なストップとダッシュで相手を外すのが武器でした。
でも今は、そこがまだ怖い。
自分なりに全力でやっているつもりでも、急停止の瞬間だけはブレーキが残っています。
だから次は、ここを段階的に取り戻します。
いきなり100%に戻すのではなく、
- スピードを7割に固定して急停止する
- 止まった後の姿勢を崩さない
- その状態から1歩目を速く出す
この順番で「怖さの解像度」を上げながら潰していくつもりです。
おれを最近負かせたやつら!今にみてろ!すぐに抜き去ってやるからな!!
……と、こういう闘争心は残しつつも、やることは冷静に。
焦って100を取りにいかず、今日できることを1段階だけ上げる。
それが、私にとってのスポーツ復帰の最短ルートになると思っています。

