
手術から1か月半の検査で感じたこと(前十字靭帯・半月板の体験談)
どうも!えすひろです。ここでは、前十字靭帯と半月板の手術から1か月半がたった頃の検査と、当日の過ごし方を、私の体験としてまとめました。
あくまで一人の経験談であり、からだの状態や回復スピードは人それぞれです。治療やリハビリの方針は、必ず担当の先生と相談してくださいね。
松葉杖を返却して、ようやく両手が自由に
この日は、退院後2回目の通院。病院に着いたらまず、売店で松葉杖の返却手続きをしました。預け金の1,000円も無事に返金されて、ちょっと得した気分です。
実は、退院後2週間くらいから松葉杖はほとんど使っていませんでした。歩くのが楽になる一方で、片手がふさがってしまう不便さも大きくて、日常生活では「邪魔だな」と感じることも多かったです。
電車では席を譲ってもらえたりと、助かる場面もありましたが、それでもやっぱり「杖なしで歩ける」ほうが精神的にはかなりラクでした。
検査前のリハビリは、ほぼいつも通りのメニュー
診察は予約があっても30分くらい待つことが多いので、受付を済ませたら先にリハビリへ向かいます。
1か月半の時点でのリハビリ内容は、基本的にはそれまでと同じ。
- これまで続けてきた筋トレメニュー
- 膝の曲げ伸ばしなどの可動域トレーニング
- プラスアルファでエアロバイクを約10分
初めてエアロバイクに乗ったときはかなりきつく感じましたが、この頃には「汗ばむけれど、何とかこなせる」くらいの負荷になっていました。それでも、リハビリ全体では1時間半ほどかかります。
前十字靭帯のリハビリは、やっぱり「短距離走」ではなく「長距離マラソン」のようなイメージですね。
診察そのものは5分で終了。でも安心材料になった
リハビリが終わると診察へ。待ち時間は30分前後あるのに、実際の診察時間は体感5分くらいでした。
先生からは、
「順調そうですね。普通に歩けているし、膝の曲げ伸ばしも問題なさそうです。」
とサラッと言われて終了です。
以前、退院後1か月の頃に縁石につまずいて膝に衝撃を与えてしまった出来事があり、そのことも正直に伝えましたが、
「もし大きなトラブルが起きていたら、今もっとひどい症状が出ているはずだから、現時点では大丈夫そうだね。」
という言い方をされ、少しホッとしました。
とはいえ、膝の内側の違和感や軽い痛みはまだ残っている状態。完全に不安が消えたわけではありませんが、主治医から「大きな問題はなさそう」と言ってもらえたことは、気持ちの面でかなり支えになりました。
通院日は「リハビリ+からだの休息」にあてる
この時期の通院日は、午後の仕事に間に合うかどうか読みにくかったので、思い切って一日休みにしていました。
リハビリと診察を終えたら、軽く食事をして、あとは自宅でゆっくり。動画を見ながらのんびり過ごします。
体力的にはまだ万全ではありませんし、「無理して予定を詰め込まない」こともリハビリ期間の大事な工夫だと感じました。
アイシングの回数と、氷の消費量がすごい
通院の日も、朝と夕方のアイシングは欠かさず実施していました。
- 氷嚢に氷と少量の水を入れる
- 膝のまわりを冷やして熱を取る
- 1日2回以上使う
自宅で続けていると、氷の消費量がかなり多いことに気づきます。製氷機4トレー分くらいをフル稼働させないと、1日分のアイシングに足りないこともありました。
冷凍庫の中は、
- 普段の食材
- アイシング用にストックした氷の袋
でパンパン。氷嚢を生活の中心に置いた、ちょっと特別な冷凍庫になっていました。
氷嚢については、別の記事でも詳しく書いています。
氷嚢(アイスバッグ)と氷の準備は“必須”|退院後すぐに使える環境づくりのポイント
痛み・しびれ・体重の変化についての正直なところ
1か月半の時点では、
- じっとしているときはそれほど痛くない
- 膝の内側を押したり、動かそうとするとまだ痛みが出る
- 膝より少し下のあたりに、軽いしびれが残っている
という状態でした。感覚は少しずつ戻ってきている気はするものの、「完全に元どおり」とはまだ言えない段階です。
また、運動量が減っているのに「太るかな?」と思っていた体重は、むしろ少し減っていました。おそらく、筋肉量が落ちた分だけ体重も落ちているのだと感じています。
ここから筋肉を戻していくのは大変ですが、焦らずに少しずつ積み重ねていくしかありません。
1か月半検査を終えて感じたこと
手術から1か月半の検査を終えて感じたのは、
- 「順調」と言われても、痛みや不安がゼロになるわけではない
- それでも、専門家の一言が大きな安心材料になる
- リハビリも日常生活も、まだまだ「長距離戦」の序盤にいる感覚
ということでした。
もし同じような時期を過ごしている方がいたら、
- 不安を一人で抱え込まず、気になることは診察のときにメモしておいて相談する
- 通院日は、できるだけ予定を詰め込みすぎず、からだを休ませる時間も確保する
- 無理のない範囲でアイシングやケアを続ける
といったことが、少しでも気持ちをラクにするヒントになるかもしれません。

